地域情報発信拠点としての図書館を支える『新しい図書館システム』(2)

このように、Next-L Enjuを利用することにより、図書館の所蔵情報だけでなく、インターネット・コンテンツ、デジタル・アーカイブ、或いは地域の資料館、文書館、公文書館などといった、館内外のあらゆるメディアの地域情報を、図書館員が自ら登録し、横断的に検索できるようになる。

Next-L Enjuをクラウド・コンピューティングにて実現

Next-L Enjuは、国立国会図書館サーチなどでも採用されている信頼性の高い図書館システムであるが、実際に自らの図書館に導入するとなると、オープンソースであるなどの点から、システムの運用保守に不安を持つ図書館関係者の方も少なくない。
そこで、Next-L Enjuをクラウド・コンピューティング上に実装することが考えられる(図2)。これにより、サーバを設置しなくても、端末、プリンタ、インターネット接続環境だけあれば、Next-L Enjuを利用することができるようになり、運用保守の負荷軽減につながる。

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図2 クラウド・コンピューティング上でのNext-L Enjuの実装イメージ
※Next-Lコミュニティホームページ http://www.next-l.jp/

三菱総合研究所は、本年中に、Next-L Enjuとクラウド・コンピューティング技術を組み合わせた、新しい図書館システムをソリューションとして提供する予定である。地域情報発信を積極的に行おうとする公共図書館だけでなく、小学校・中学校・高等学校などの学校内図書館、地域の歴史資料館の資料室、企業・研究機関などの専門図書館などへも導入可能である。

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