法務の視点で、
事業を支える
森田 麻友
リスクマネジメント・コンプライアンス部 法務グループ
キャリア入社
Career Path
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法学部国際関係法学科 卒業
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コーヒーストア運営会社 入社(2020年 退職)
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三菱総研 入社/総務人事部 法務グループに配属
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リスクマネジメント・コンプライアンス部 法務グループに組織改編
現在の仕事内容について教えて下さい。
プロジェクトに関する法務相談に対応
リスクマネジメント・コンプライアンス部 法務グループでは、プロジェクトや新規事業に関する法務相談対応、特許や商標の取得支援・維持管理、M&A支援、内部統制・コンプライアンス関連業務などを行っています。私は現在、法務相談対応、月刊誌(電子版)の発行や研修をはじめとしたコンプライアンス施策、内部統制に関する社内委員会の事務局業務等を担当しています。
「法務」と聞くと契約書を前に黙々と作業をするイメージがあるかもしれません。実際にはビジネスの内容や懸念点について事業部門と打ち合わせたり、オーダーメイド型の研修を実施するためにヒアリングを行ったりすることも多く、丁寧にコミュニケーションを取ることが大切だと感じています。
どのようなところに仕事のやりがいや難しさを感じますか。
リスク回避と事業推進のバランスを保つ
自分が関わった新規事業がスタートした時や、支援をしていたハノイやドバイといった海外拠点が開設されたときはとても嬉しく、やりがいを感じましたし、事業部門の社員がそのことを笑顔で伝えてくれたことは今でも忘れられません。
会社のリスクを回避しながら、事業部門の社員を支援することが私の使命です。ポイントを絞ってリスクや解決策、留意点を伝えることが大切だと考えています。その際は、リスク回避に偏っても、ビジネス推進に偏ってもいけません。うまくバランスを保つことが非常に重要であり、そこが難しいところであると感じています。
法務グループで発行している月刊誌では、契約や法令関係のよくある質問や役立つ情報、事例の解説を取り上げています。パワーポイント2ページ程度で分かりやすく簡潔に伝えるのが難しいです。その分「分かりやすかった」「今後の業務に生かせそう」などの声をいただくとやりがいを感じます。
三菱総合研究所に入社を決めた理由は何ですか。
目指す理想が同じだった
もともと「人の役に立ちたい」という気持ちを強く持っていました。前職はBtoCビジネスで、お客様の反応がダイレクトに伝わってくる点にやりがいを感じていました。しかし、ふと今後の人生について考えたときに、もっといろいろな角度から人の役に立てるのではないかと思い転職活動を進め、三菱総研に辿り着きました。選考の過程で、法務グループの社員から法務としての姿勢や理想の姿などについて伺いました。「人の役に立ちたい」という希望が叶うこと、法務として目指す理想も同じであることを知り、志望度が高まりました。何より、社員の方の人柄に惹かれ、ここで働きたいという思いが強くなりました。
幅広い専門領域を持ち、知見を生かして未来を創っていく──。三菱総研の事業は、私にとってかなりスケールが大きく、全く異なる業界に入ることに不安はありました。それでも間違いなく「人、そして社会の役に立てる!」とワクワクする心に任せて、入社を決めました。
三菱総合研究所の企業価値を、どのような点で感じますか。
事業部門と共に考え、奔走する
「考えて提案し、共に動く」という点が、三菱総研の特徴だと思います。法務グループでは、単に法務見解を伝えて終わりではなく、どうすればビジネスがスムーズに進むかを事業部門と一緒に考え、伴走していくことを大切にしています。事業部門の社員もまた、コンサルタントとしての見解をお客様に伝えるだけでなく、その後もお客様に寄り添い、一緒に考えていくことを大切にしていると感じます。
同僚と話をしていると、皆「やるべき仕事」をきちんとやるだけでなく「やりたい仕事」があり、いかにそれをやる意義があるか、大切であるかを情熱を持って語っている姿に圧倒されます。このような情熱を持った社員がいることこそ、当社の大きな企業価値であると考えています。
今後どのような仕事に挑戦したいですか。
常にその場にいる存在
新規事業の計画段階から、法務のプロフェッショナルとして関わっていきたいと考えています。助言をするだけでなく、事業について一緒に考えて最善策を行動に移していく。そして「法務に聞いてみよう」ではなく当たり前のように、常にその場にいる存在になる。それが私の目標です。
そのためには、三菱総研の幅広い専門領域についての知識やビジネスへの理解を深めること、広い視野を身に付けること、日々の業務を通して社内で信頼関係を築いていくことが大切です。もちろん法令の知識も維持し、アップデートする必要もあります。一朝一夕にはいきませんが、毎日が学びの機会であることを意識し、さまざまな経験を積みながら、会社、そして社会の役に立てる人になりたいと考えています。
仕事での主な1日の流れを、具体的に教えて下さい。
- 現在は週1~2日出社し、その他の日はリモートワークをしています。始業後はまずメールチェックを行い、1日のスケジュールを大まかに組み立てます。
- 契約書のチェックや法務相談対応を行います。事業部門とはメールのやり取りが多いですが、内容によっては電話やオンライン会議を行い、丁寧なコミュニケーションを心がけています。朝はフレッシュな頭で考えられるので、前日に仮の結論を出した案件について、改めて検討した上で回答することもあります。
- 出社した日は、法務グループの仲間と一緒に赤坂周辺のお店に昼食を食べに行くことが多いです。飲食店が多く、ランチのお店には困りません。リモートワークの日はストレッチや軽い運動を行った後、手軽に食べられるパスタなどを食べます。
- グループ内のミーティングを行います。重要な案件の内容や各自の業務の進捗状況等を共有したり、コンプライアンス施策についてのブレインストーミングを行ったりしています。リモートワークの日は、グループでオンラインのコーヒーブレイクを行うこともあります。お気に入りのコーヒーを片手に仲間と楽しく話をする時間は、とても良い息抜きになります。
- 翌日の業務がスムーズになるよう、終業時にはできるだけ翌日のTo-Doを整理しておくようにしています。繁忙期は少し遅くなることもありますが、個人の裁量に任されているため早い時間に終業する日もあり、メリハリのある毎日を送っています。夜、ゆっくりとお風呂に浸かるのが1日の楽しみです。
Off Scene
趣味/オフの過ごし方を教えて下さい。
早く起きて、ジムに行ったり散歩をしたり、できるだけ身体を動かすようにしています。また、美味しいものを食べることが好きなので、友人とデパ地下巡りをしたり、モーニングやアフタヌーンティーに行ったりするのが楽しみです。