日本経済は戦後驚異的なスピードで成長を遂げましたが、バブル崩壊を経て失われた20年に突入します。バブル崩壊後の金融行政や金融政策を巡る議論は多くありますが、失われた20年間のマクロ経済の変質に関する分析は少数です。 そこで本書では、前半は失われた20年で日本経済が「何を失ったのか」7つの視点から分析を行いました。後半は日本が課題を克服する上で必要な5つの処方箋について提示しています。