バスの路線廃止や縮小のニュースをよく耳にするようになったが、地方に住む人にとっては生活に直接影響する話である。背景には「ドライバーがいない」という労働力不足など、日本が直面する課題がある。こうした中、期待されるのが、特定の条件のもとで運転手がいない状態で自動運転を行う「レベル4」だ。これをいかに早く普及させるか、紹介したい。
※1:「SIP-adus」は、内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第1期/自動走行システム」(2014~2018年度)および「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/自動運転(システムとサービスの拡張)」(2018~2022年度)の略称。adusは、Automated Driving for Universal Serviceの頭文字である。
※2:「RoAD to the L4」は、経済産業省・国土交通省「自動運転レベル4等先進モビリティサービス研究開発・社会実装プロジェクト」の略称。「自動運転レベル4に代表される、高度な自動運転を用いた移動・物流サービスの実現・普及に向けた道をつくる」という意味が込められている。
※3:内閣官房デジタル⽥園都市国家構想実現会議事務局「デジタル⽥園都市国家構想総合戦略(2023年度〜2027年度)」(2022年12月23日)
https://www.cas.go.jp/
※4:California Public Utilities Commission: Protest of Waymo LLC Tier 3 Advice Letter (0001)(2023年1月23日)
https://www.sfmta.com/
※5:California Public Utilities Commission:Protest of Cruise LLC Tier 2 Advice Letter (0002)
https://www.sfmta.com/
※6:California Public Utilities Commission:CPUC Approves Permits for Cruise and Waymo To Charge Fares for Passenger Service in San Francisco(2023年8月10日)
https://www.cpuc.ca.gov/