三菱総合研究所、米Genscape社と卸電力取引向け情報サービスで業務提携
-発電所のリアルタイムデータを活用した新サービスを提供-

三菱総合研究所
2019.07.05

ニュースリリース

株式会社三菱総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:森崎孝、以下 MRI)は、Genscape, Inc.(本社:米国ケンタッキー州、CEO:Jon Ecker、以下 Genscape)と、卸電力取引向け情報サービスの開発と販売について、2019年7月5日に業務提携契約を締結しました。
間接送電権取引市場、電力先物市場などの新たな市場開設によって今後拡大が期待される短期取引向けに、発電所の稼働状況のリアルタイムデータを活用した新サービスを提供、電力市場の健全な発展に貢献します。

1. 背景

2016年4月の電力小売りの全面自由化以降、卸電力取引は急速に拡大しています。これまで卸電力取引は、1年程度の相対の先渡取引を中心に拡大してきましたが、本年4月の間接送電権取引市場の開設、現在計画されている電力先物市場など新たな市場の開設により、今後は、直近3カ月程度の短期取引の拡大が期待されます。
MRIは、卸電力取引の活性化を通じて、電力システム改革を着実に進展させることを目的に、2016年1月から、卸電力市場の価格指標などを配信するオンライン情報サービス「MPX※1」を提供しています。MPXは旧一般電気事業者、新電力、発電事業者を中心に多くのお客さまにご利用いただいています。
一方、Genscapeは、市場の透明性と効率性向上に貢献するため、エネルギーおよびコモディティ市場※2の価格に影響を及ぼす要因※3を独自に収集し、リアルタイムで配信するサービスを世界で展開しています。日本でも、2016年から、発電所の稼働状況のデータをリアルタイムで配信するサービス「PowerRT」を提供しています。

2. 業務提携の概要

今般、MRIは、PowerRTを活用した、日本市場における卸電力取引向け情報サービスの開発・販売について、Genscapeと業務提携契約を締結しました。MRIは当面、PowerRTの販売およびPowerRTを活用したMPXの付加価値向上に取り組むとともに、両サービスを融合した短期取引向けの新サービスの提供を開始する予定です。
発電所の稼働状況は、卸電力価格に大きな影響を与える要因の一つです。PowerRTが提供する発電所稼働状況のリアルタイムデータは、卸電力市場の価格形成を正確かつタイムリーに理解し、短期の卸電力取引の判断を行う上で、特に重要な情報です。
Genscapeとの提携を契機に、MRIは、卸電力取引向け情報サービスの普及を通じて、日本の卸電力市場の健全な発展に貢献していきます。

※1 「MPX」は“MRI Power Price Index”の略称です。詳細は、当社ウェブサイトをご参照ください。

※2 貴金属、非鉄金属、エネルギー、農産品および工業品などの商品や商品指数の先物を取引する市場。

※3 発電所の稼働状況、燃料の生産・在庫・輸送状況など。

<参考>Genscape, Inc.の概要

(1) 名称 Genscape, Inc.
(2) 所在地 1140 Garvin Place Louisville, KY 40203, U.S.A.
(3) 代表者 Chief Executive Officer Jon Ecker
(4) 事業内容 エネルギーおよびコモディティ市場に関連する独自データの収集、分析および販売
(5) 設立年 1999年
(6) 企業サイト
本件に関するお問い合わせ先

株式会社三菱総合研究所
〒100-8141 東京都千代田区永田町二丁目10番3号

【内容に関するお問い合わせ】
環境・エネルギー事業本部 電力ビジネス推進グループ 荒生、芝
電話:03-6858-3570 メール:mpx-ml@ml.mri.co.jp

【報道機関からのお問い合わせ】
広報部
電話:03-6705-6000 メール:media@mri.co.jp


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