リオ+20国内準備委員会、リオ+20成果文書に対するインプット案を国連事務局へ提出

三菱総合研究所
2011.11.01

MRIニュース

リオ+20国内準備委員会
(事務局:株式会社三菱総合研究所)

2011年10月31日夜(日本時間)、リオ+20国内準備委員会(※)は、リオ+20成果文書に対する日本のステークホルダーからのインプット「持続可能な開発の推進に向けた日本のステークホルダーからの提案」を国連持続可能な開発会議・事務局(以下リオ+20事務局)宛てに提出しました。

(※) 同準備委員会の事務局は、環境省からの請負業務として株式会社三菱総合研究所(代表取締役社長:大森京太、東京都千代田区永田町二丁目10番3号)が務めています。

同インプットは、国連リオ+20事務局からのインプット募集に対し、リオ+20国内準備委員会が日本国内の多様なステークホルダーの参加を得て意見(注)を取りまとめたものです。今後、各国政府や各国のステークホルダーから提出されたインプットとともに、2012年6月にリオ・デジャネイロ(ブラジル)で開催される「国連持続可能な開発会議」(以下、リオ+20)の成果文書(ゼロドラフト)を準備する基礎となる、意見のとりまとめ文書の参考資料となります。

同インプットのキーメッセージ骨子は以下のとおりです。インプット本文では、「リオ地球サミットからの進展と残された課題・新たな課題」を整理し、リオ+20の成果に関する提案を示した上で、リオ+20の主要議題である、「持続可能な開発及び貧困根絶の文脈におけるグリーン経済」と「持続可能な開発のための制度的枠組み」に関する意見を示しています。

詳しくは添付のインプット本文(英文資料または日本語訳)をご参照ください。

(注) アジェンダ21で定められている9つのメジャーグループ((1)女性、(2)子供・若者、(3)先住民、(4)非政府組織(NGO)、(5)地方自治体、(6)労働者・労働組合、(7)企業・産業、(8)科学技術コミュニティ、(9)農業者)を中心に、様々な方から意見をいただきました。

持続可能な開発の推進に向けた日本のステークホルダーからの提案

持続可能な21世紀国際社会の構築へ向けた政治的決意に対する、日本のステークホルダーからのキーメッセージ(骨子)

東日本大震災の経験を踏まえて

「リオ+20」の成果として採択を期待する政治的決意
  • 持続可能な開発の4つ目の柱として「文化」を加え重層的な取組を進めること
    ※持続可能な開発の従来の3つの柱:環境、経済、社会
  • 持続可能な開発は「社会」的公平性の下、確固たる原理・原則にしたがって進めること
  • 持続可能な開発に必要な「経済」基盤を一刻も早く安定化させること
  • 自然「環境」保全と自然資本の持続可能な利用に向けた仕組みを国際的に構築する
  • 多様な価値観を認識してすべての人が平等に参画し、連携できる仕組みづくりを
持続可能な地球社会構築のための政策手段の採用
  • 21世紀に必要な新たなエネルギービジョンとそれを担保するメカニズム
  • 地域の特性とイニシアティブに基づいた、低炭素・循環型かつ生物多様性に配慮した都市・まちづくりの促進
  • 安定した経済基盤の確立に向けた経済安定・雇用を確保するメカニズム
  • 「国連生物多様性の10年」の推進、生物多様性の主流化の達成と農山漁村地域の活性化
  • 「国連持続可能な開発のための教育の10年」の継続的実施と消費者の責任ある主体的な行動を促すメカニズムの担保
  • 持続可能な開発に関する新たな考え方を支える指標等のツールの開発・導入
  • 必要な資金を必要な者に提供する革新的な資金メカニズムの導入
  • 環境配慮型の技術・製品の世界への普及

リオ+20とは

リオ+20とは1992年に開催されたリオ・デジャネイロ地球サミットから20年後の2012年6月にリオ・デジャネイロ(ブラジル)で開催される予定の会議で、2009年12月24日に国連総会が決議64/236を採択し、開催を決定しました。会議では、加盟国からは「可能な最高のレベル」のリーダーが参加し、持続可能な発展への新たな政治的コミットメントや、過去の主要サミットの成果の進捗と残るギャップの評価、新たに現れた課題への対応などについて議論が交わされる予定です。リオ+20の成果は、焦点を絞った政治的文書として取りまとめられる見通しとなっています。
国連決議64/236では、リオ+20の主要テーマとして、以下の2つを盛り込むことを定めています。

  • グリーン・エコノミー(持続可能な開発及び貧困緩和の意味でのグリーン・エコノミー)
  • 持続可能な開発の組織的枠組

リオ+20国内準備委員会とは

リオ+20に向けて、ステークホルダー間の対話を進めるため、リオ+20に関心を有するステークホルダーが自発的に集まって設置された準備委員会です。
本準備委員会の共同議長には、小宮山 宏(三菱総合研究所 理事長)と崎田裕子氏(NPO法人持続可能な社会をつくる元気ネット理事長)が選任され、環境省の請負業務として三菱総合研究所が事務局を運営しております。また、共同議長を支えるサポートグループが設置されています。
2011年7月13日(水)に設立会合及び第1次会合が開催され、以降、計4回の準備委員会会合、計2回のワークショプ、計7回のサポートグループ会合が開催され、上記インプットを検討してきました。

お問い合わせ先

株式会社 三菱総合研究所
〒100-8141 東京都千代田区永田町二丁目10番3号
「リオ+20国内準備委員会」事務局(環境・エネルギー研究本部内) 奥村、水上
電話:03-6705-6034 ファクシミリ:03-5157-2146 Email:jimukyoku_rio20@mri.co.jp


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