[Appendix] 最新の統合データに基づく分析結果

金融ソリューション本部 金融リスクマネジメント第1グループ  

■概要

ここでは、全7回にわたり連載した「住宅ローン信用リスク・データコンソーシアム」に関する弊社の取り組みについて、最新の統合データに基づく分析結果を紹介する。なお、今後も随時、情報のアップデートや分析テーマの追加を行っていく予定である。

■住宅ローン借入者の自己資金比率の変化
[第3回] コンソーシアムデータの概要と統合スコアリングモデルの構築【図表1】

自己資金比率の中央値(50%点)の変化をみると、2000~2005年度にかけて低下し、その後2009年度までは横ばいの状況が続くが、2010年度以降足下3年間において更なる低下傾向が認められる。この時期、多くの地方銀行が住宅ローンの取り組みを伸ばしていることから、審査基準の更なる弾力化が進行していることを示唆している。

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※統合データの概要
【加盟機関】 2012年9月末時点の25機関
【抽出条件】 申込日が1995~2012年度の実行案件のうち資金使途が「新規」の案件
【データ件数】 約75万件

■自己資金比率とデフォルト率との関係
[第3回] コンソーシアムデータの概要と統合スコアリングモデルの構築【図表2】

自己資金比率の割合が高くなるにつれてデフォルト率が下がっていく関係が非常に綺麗な形で確認できる。サンプルの同質性と、サンプル数を確保した効果である。

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※統合データの概要
【加盟機関】 2012年9月末時点の25機関
【正常先の抽出条件】 申込日が2002~2010年度の実行案件のうち資金使途が「新規」の案件
【代弁先の抽出条件】 申込日が2002~2012年度の実行案件のうち資金使途が「新規」かつ2012年3月末時点で代位弁済している案件
【データ件数】 正常先:約47万件、代弁先:約2.5千件

 
執筆 : 圷雅博、市川智、河内善弘、堀彰男

本連載コラムのテーマ一覧
第1回 はじめに(2010.8.18掲載)
第2回 住宅ローンビジネスの課題とサービス開発の経緯(2010.8.18掲載)
第3回 コンソーシアムデータの概要と統合スコアリングモデルの構築(2010.8.20掲載)
第4回 自行のポジショニングの把握とアクションへの示唆(その1)(2010.8.25掲載)
第5回 自行のポジショニングの把握とアクションへの示唆(その2)(2010.8.27掲載)
第6回 スコアリングモデルの改善につなげる(2010.9.2掲載)
第7回 まとめ(2010.9.2掲載)
Appendix 最新の統合データに基づく分析結果(本稿)

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