Phronesis 13:「新」国富論
日本の成長は地方創生から始まる(2015年7月2日発行)

編集顧問 小宮山宏

「地方創生」がいよいよ動き始めました。
地方には独自の文化や慣習、歴史などそれぞれの有形・無形の資源、「風土」があります。この風土を活かしながら、異文化も取り入れて変革を続けることにより、地域それぞれに活力が生まれ、持続的かつ多様な地域が実現します。これらを実現していくのは、個人、NPO、企業、地方行政など、自らが考え、参加し、つくっていく「市民の力」です。

本誌では、「風土」を活かした「共創」による新しい農業のかたちや、地方創生の核となりえる大学のあり方を提案するとともに、やりがいのある仕事を高い生産性とともに実現する、地方ならではの働き方について注目しました。
地域資源を活かして自律的・持続的な変革を起こし、地方が自らの未来を切り開き創造する。それが日本全体の多様性を生み出し成長につながっていく――。これが、私たちの考える「新」国富論です。

サイズ
A4変形判
ページ数
128ページ
発売日
2015年7月2日
定価
1,389円(+税)
発行
ダイヤモンド社

目次

Opinion from Phronesis
「学び合う」社会をつくる
三菱総合研究所 理事長|『フロネシス』編集顧問 小宮山 宏

Cover Story
「市民が主役」のまちづくり論
三菱総合研究所 プラチナ社会研究センター長 鎌形太郎
三菱総合研究所 政策・経済研究センター長 平石和昭

Phronetic Leaders
ソーシャル・キャピタルの蓄積が地域に「市民共同体」を生み出す
東京工業大学 名誉教授 今田高俊
経済の発展は国ではなく「都市」から始まる
大阪市立大学 名誉教授 塩沢由典
知の多様性が「輝く地域」を創出する
独立行政法人経済産業研究所 所長|甲南大学教授|京都大学 名誉教授 藤田昌久

Show Cases
世界に学ぶコミュニティ再生
三菱総合研究所 政策・経済研究センター主席研究員 白戸 智
三菱総合研究所 プラチナ社会研究センター チーフプロジェクトマネージャー 菅原章文
市政を牽引する市民の力 ポートランド|アメリカ
最貧困地域の教会が起こした奇跡 ブロムリー・バイ・ボウ|イギリス
起業家を生み出し続ける仕組み ベクショー|スウェーデン

Our Opinions
幸福の地方創生論
県民総幸福量を最大化させる
熊本県知事|東京大学 名誉教授 蒲島郁夫
「市民こそ主役」
長野県松本市長 菅谷昭
住民総合サービス株式会社は「人々の幸福」を目的としている
島根県隠岐郡海士町長 山内道雄

MRI Perspectives
地域経済 再生の戦略
1 「まちづくり構造改革」の経済学
岡山大学大学院 社会文化科学研究科 教授 中村良平
2 地方圏が60兆円の富を創出するシナリオ
三菱総合研究所 政策・経済研究センター主席研究員 白戸 智

MRI Perspectives
日本農業の進化論 「風土共創業」という選択
三菱総合研究所 社会公共マネジメント研究本部 主任研究員 宮﨑 昌

Phronetic Leaders
日本の農業2・0は「地域資源」の再発見から始まる
豊橋技術科学大学 先端農業・バイオリサーチセンター 特任教授|東北大学 名誉教授 三枝正彦

MRI Perspectives
大学は地方創生の核となりえるか
三菱総合研究所 プラチナ社会研究センター 主席研究員 森 卓也

Phronetic Leaders
大学は多様性と革新性のプラットフォーム
名古屋大学 元総長 濵口道成

MRI Perspectives
地方でこそ見つかる「働きがい」
三菱総合研究所 主任研究員 奥村隆一

Phronetic Leaders
都会と地方を元気にする「希望学」
東京大学 社会科学研究所 教授 玄田有史


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