日本におけるクレジットカードの契約数は2億4千万枚※1を超え、一人当たり2枚前後は契約していることになる。また、クレジットカード契約数自体も昨年、一昨年に引き続き増加傾向にある拡大市場である。ところが、クレジットカードを持っていない・使ったことがないという層が一定数存在するのも事実である。三菱総合研究所が行った「クレジットカード等決済手段利用調査」における20歳以上の回答者のうち、クレジットカード決済について「知らない」もしくは「知っているが使ったことはない」という割合は15.4%も存在した(図1)。
日本で初めてクレジットカードが発行されたのは1961年のことであり、すでに55年が経過している。この1961年というのは、エアコン(当時はクーラー)が世間に登場した年である。このようにクレジットカードはエアコン同様、長い歴史のある商品だが、まだクレジットカード決済を利用していない層が一定数いることも事実である。
本コラムでは、クレジットカードのさらなる普及の余地がどこに残っているのか、普及を実現するために何を行うべきかについて検討した。
日本で初めてクレジットカードが発行されたのは1961年のことであり、すでに55年が経過している。この1961年というのは、エアコン(当時はクーラー)が世間に登場した年である。このようにクレジットカードはエアコン同様、長い歴史のある商品だが、まだクレジットカード決済を利用していない層が一定数いることも事実である。
本コラムでは、クレジットカードのさらなる普及の余地がどこに残っているのか、普及を実現するために何を行うべきかについて検討した。
図1 クレジットカードの認知・利用率(20歳以上対象)