環境問題やフードロスをはじめ社会課題の解決を目指す「エシカル消費」。企業のエシカルな取り組みを阻む最大の要因は、エシカルな商品・サービスの提供がコスト増を招くことにある。では、「エシカル」の価値を消費者に訴求し、コスト以上の利益を生む鍵は何か。4つの道筋を示す(図)。
[図] エシカル消費市場攻略に向けた4つの道筋と成功事例
※1:廃棄予定だった材料に手を加えることで価値を見いだし、新たな商品に生まれ変わらせること。
※2:B Corp認証は、環境や社会へのパフォーマンス、透明性、説明責任、持続可能性において優れた会社に与えられる認証制度。
※3:東洋経済オンライン(2023年12月29日)「パタゴニアに次ぐ高得点『日本発ブランド』の正体」。
※4:従来、軽量物(即席麺)の容積積載率は100%に近いが重量積載率は50%程度、対して重量物(ビール)の重量積載率は100%に近いが容積積載率が50%程度だった。両者を掛け合わせることで、複合積載率(重量×容積)を100%に近づけた。
※5:CO2削減量は、ラウンド輸送の週2便運行により見込まれる1年間あたりのCO2排出削減量。燃費法にて実施前後のCO2排出量を算出。