三菱総合研究所は「Mobility Service Vision 2030」として、2030年代におけるモビリティ社会像を描いた。キーワードは三点ある。一点目は「つながる」。自動運転車、空飛ぶ車(エアタクシー)、鉄道など、あらゆるモビリティがシームレスに繋がり、検索・予約・決済までを一貫して行えるサービスが登場するだろう。二点目は「パーソナライズ」。そこでは個人の目的や嗜好にあわせた移動手段やサービスが提案される。三点目は「付加価値向上」。単なる移動手段に終わらず、例えば鉄道車両内でエクササイズを楽しむなど、個人の目的に応じた場やエンターテインメントを提供する空間が誕生する。
このようなMaaS新時代が到来するためには、バスやタクシーなど既存のモビリティを組み合わせるだけでなく、モビリティ自体が変化していく必要がある。以降、すでに表れ始めている変化の兆しを三つ紹介したい。
このようなMaaS新時代が到来するためには、バスやタクシーなど既存のモビリティを組み合わせるだけでなく、モビリティ自体が変化していく必要がある。以降、すでに表れ始めている変化の兆しを三つ紹介したい。