本連載では、長期ビジョンの有効性と、策定プロセスについて紹介してきた。ビジョン策定の実務を登山に例えるならば、前回までで、「どの山を目指すのか」「なぜ、この山を登るのか」が明確になり、従業員が腹落ちする表現でビジョンを言葉にしている。
第5回では、ビジョンをいかに実現していくのか、その第一歩の踏み出し方を紹介する。従業員、ならびにステークホルダーを巻き込み、団結して目指す山を登頂するには、(1)戦略目標の設定、(2)基本方針の策定、(3)変革ロードマップへの落とし込み、以上の3つが不可欠である。以下に、それぞれのポイントを整理する。
第5回では、ビジョンをいかに実現していくのか、その第一歩の踏み出し方を紹介する。従業員、ならびにステークホルダーを巻き込み、団結して目指す山を登頂するには、(1)戦略目標の設定、(2)基本方針の策定、(3)変革ロードマップへの落とし込み、以上の3つが不可欠である。以下に、それぞれのポイントを整理する。
図1 ビジョン設計のイメージ(再掲 「第4回:目指す姿をビジョンに落とし込む」参照)
図2 長期ビジョン策定の5ステップ