東京圏への一極集中や日本経済の相対的地位の低下が加速する中、豊かで持続可能な地域社会を実現するためには、それぞれの地域が特色を活かした発展を目指し、新たな成長モデルへと切り替えていくことが求められます。この実現のために、新たな価値を生み出すイノベーションの創出とそのエコシステムの構築が不可欠です。このような認識のもと、三菱総合研究所と神戸市は、「神戸発 未来共創イノベーションカンファレンス ~地域力を競争力へ~」を共同で開催することにいたしました。
三菱総合研究所は、本年4月に産官学連携によるオープンイノベーションのプラットフォーム「未来共創イノベーションネットワーク(INCF)」を発足、総合シンクタンクとしての知見、ノウハウ、ネットワークを活かし、イノベーション・エコシステムの実現に向けた活動を展開しています。一方、神戸市は、500 Startupsと連携した起業家育成プログラムの開催などスタートアップの集積・育成を通じ、イノベーションを生み出すまちの実現に向けた取り組みを進めています。
本イベントでは、この両者が手を携え、神戸とその周辺地域からイノベーションと起業の波を巻き起こす可能性を求めて、さまざまな立場のスピーカーが踏み込んだ議論を行います。本イベントを出発点に、多様な主体の連携や共創が加速し、地域独自のイノベーション・エコシステムの構築に向けた機運が高まることを期待します。