MRIマンスリーレビュー

三菱総合研究所が毎月、時流に即した社会的課題やトピックスを考察、
所見や目指すべき未来を発信しています。

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巻頭言|コレクティブインパクト—目指すべき社会の創出

代表取締役社長 森崎 孝
新型コロナウイルス感染症は、格差の拡大やDXの遅れといった認識はされていたものの手付かずであった社会課題をあぶり出した。待望のワクチン接種が開始される中、「新常態」が徐々に見え始めている。

人類は長い歴史の中で感染症に遭遇するたびに、幾多のイノベーションを起こし感染症に打ち勝つとともに、新たな日常・文化を生み出してきた。コロナ前に戻る必要はない。今こそコロナを奇貨として豊かで持続可能な社会の構築を目指す時だ。

有力な手段として、21世紀先端技術の社会実装があげられる。新技術のもたらし得る効用を縦横へと展開し、社会へのインパクトを最大化していきたい。

もちろん、技術を社会に実装することは容易ではない。まずは全てのステークホルダーが目指すべき社会やビジョンを共有することが重要だ。その上で、おのおのの事業・プロジェクトのベクトルを一致させ、「コレクティブインパクト」の創出へとつなげることにより、受益者となる市民や消費者の受容性も高まる。

当社は、長年にわたり培った統合知を活用し、複雑化した問題を解きほぐし、有効な解決策を組み合わせ・実践することにより、目指すべき社会創出の一翼を担いたい。
 
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