マンスリーレビュー

2023年9月号

MRIマンスリーレビュー2023年9月号

データ共有で健康な社会づくりを

執行役員 仲伏 達也
日本は長年、課題先進国といわれてきたが、課題「解決」先進国の称号は得られないままだ。32年前の入社当時の記憶で今でも鮮明に残っているのは、少子高齢化・人口減少、人材育成、地球温暖化、高度情報化、規制緩和、地方活性化を報告書に記載したことだ。

もちろん、個々の内容は当時と同一ではなく、改善が進んだ分野もあるが、課題の根本は解決されていない。この間、政府や企業も毎年、改革案を発表してきたにもかかわらず、解決にはなかなか至らない。

それはなぜか。実行すべきことが明らかであっても反対や批判、失敗を恐れ、リスクを取って挑戦する主体が少ないためではないか。

本号特集のヘルスケアに関しては、少子高齢化・人口減少が確実に進行していることを考えれば、テクノロジーやデータを活用する以外に解決の道はないはずだ。しかし、なかなか踏み出せない。

国民、企業、団体、地域のそれぞれが、論評や批判、受け身の姿勢にとどまるのではなく、主体的に行動することが課題解決先進国になる唯一の道だろう。3年前に「変革を先駆ける」ことを表明した当社自身が、テクノロジーやデータ活用の先頭に立ち、持続可能な社会保障や国民のヘルスケアの実現に貢献したい。
もっと見る
閉じる

バックナンバー