エシカル消費の認知度や関心は徐々に高まりつつある。2023年度に消費者庁が実施した「第3回消費生活意識調査」※1によれば、エシカル消費の認知度※2は29.3%であり、2019年度調査の同12.2%※3から着実に増加している。また、全国10~70代の男女を対象とした電通の「エシカル消費 意識調査2022」では、エシカル消費の名称を知っている割合は41.1%と同2020年調査から17.1%ポイント上昇した。いずれの調査もエシカル消費の認知度の上昇を示している。
ただし、エシカル消費の理解浸透はいまだ途上だ。エシカル消費という言葉を聞いたことはあっても、内容まで知っているとした回答は消費者庁調査で8.6%、電通調査では6.9%にとどまる。
実際、特集1でも触れたとおり、日本のエシカル消費の水準はまだ低く(約8.8兆円、家計消費支出の約3.1%※4)、エシカル消費先進国といわれる英国と比べると見劣りする。
ただし、エシカル消費の理解浸透はいまだ途上だ。エシカル消費という言葉を聞いたことはあっても、内容まで知っているとした回答は消費者庁調査で8.6%、電通調査では6.9%にとどまる。
実際、特集1でも触れたとおり、日本のエシカル消費の水準はまだ低く(約8.8兆円、家計消費支出の約3.1%※4)、エシカル消費先進国といわれる英国と比べると見劣りする。