ニュースリリース

三菱総合研究所、千葉銀行とリテールAIサービスの実証開始に合意

マーケティング業務高度化の可能性を検証
2019.7.29

三菱総合研究所

POINT

株式会社三菱総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:森崎孝、以下 MRI)は、株式会社千葉銀行(本社:千葉県千葉市、取締役頭取:佐久間英利)と「リテールAIサービス」の本格導入に向けた実証開始について、6月14日に合意しました。
MRIが提供する「リテールAIサービス」は、金融機関のリテールローン分野におけるマーケティング業務を高度化し、顧客満足度の向上と収益獲得の両立を支援します。

1. 概要と目的

MRIが提供する「リテールAIサービス」では、金融機関が保有するビッグデータから、顧客一人一人の将来の資金ニーズや信用リスク、与信可能額をAIが学習・予測します。これにより、適切な対象顧客選定と与信提案を実現し、リテール商品のマーケティング業務高度化を支援します。
実証期間においては、実データによるAIモデルの構築と効果の検証を行い、リテールAIサービスによるマーケティング業務高度化の可能性を検証します。

2. サービスの特徴

  • 特徴① 高い予測精度
    金融機関の保有するビッグデータをAIが学習し、顧客の将来の資金ニーズと信用リスクを高い精度で予測します。
  • 特徴② 迅速なモデル学習
    人間がデータを細かく見ながら行う従来型の統計モデル構築アプローチでは、モデル構築作業に数カ月を要するため、迅速なモデルの学習が困難でした。リテールAIサービスでは、AIシステムの導入によってモデル構築作業を自動化することで、月次でのモデル学習を実現します。
  • 特徴③ 効率化と満足度の向上
    顧客の資金ニーズを高精度で予測できるため、興味のあるお客さまへの営業を推進する一方で興味のないお客さまへの営業は控えることが可能となります。無駄がなくメリハリのあるマーケティングを実現し、業務効率化とお客さま満足度の向上を図ります。

3. 実証期間中の予定

実証期間中に以下を実施し、リテールAIサービスの本格導入によるマーケティング業務高度化の可能性を検証します。
 
  • AIモデル構築:千葉銀行のデータで資金ニーズと信用リスクを予測するAIモデルを構築
  • バックテストおよび効果検証:事前および事後にAIモデル適用効果を検証し、さらなる高度化を目指す
リテールAIサービスの概要
リテールAIサービスの概要

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