ISO 23629-7は、UTMなどで実装する地理空間情報の構成と項目などのデータモデルを定義した規格です。ドローンが安全で効率的な飛行をするためには、地図や気象などの地理空間情報が必要です。この地理空間情報に含まれるデータ種類や構成、関連する情報を体系的に整理し、4階層構造を持つ地理空間情報データモデルとして定義しました。
図1 地理空間情報データモデルの概念図
地理空間情報データモデルは、①地形や離着陸エリアなどを示す「地図情報」、②ドローン飛行において障害物となる建物や鉄塔などの「障害物情報」、③飛行禁止エリアやドローンの飛行ルートなどを示す「仮想データ」、④気象情報や他の航空機の位置など時間的に変化する「動的データ」の4階層で構成されています。