ニュースリリース

「第4回プラチナキャリア・アワード」 受賞者決定

激変する働き方に対応したキャリア作り実践企業を表彰
2022.6.17

株式会社三菱総合研究所

POINT

株式会社三菱総合研究所(代表取締役社長:籔田健二、以下 MRI)が運営する未来共創イニシアティブは、三菱UFJ信託銀行株式会社と連携、株式会社東洋経済新報社協力のもと「第4回プラチナキャリア・アワード」を開催しました。プラチナキャリアとは、長期的視点、自律的学び、社会課題解決の三つを特徴としたキャリア像であり、本アワードは同キャリア構築を支援する企業を表彰するものです。有識者の審査委員会による受賞者選考・決定を受け、6月17日に表彰式を開催します。

1.“プラチナキャリア”検討の取り組み

MRIは、社会課題の解決策を多様なステークホルダーによるオープンイノベーションで共創・社会実装し、コレクティブインパクト※1を創出するプラットフォーム“未来共創イニシアティブ(以下  ICF)”を運営しています。

“プラチナキャリア”は、国際競争力の低下が懸念される日本で、企業およびそこで働く人々の活力と創造性を回復し、人生100年時代にふさわしい意識や価値観へ変革するための指針として、2019年にICFの前身である未来共創イノベーションネットワークが提唱した新しいコンセプトです。ICFでは当概念の普及を進めています。

※1:さまざまなステークホルダー同士が共通の課題認識に対して、自律分散・協調型で課題解決に取り組み、全体で社会インパクトを創出すること

2.プラチナキャリアとは

人生100年時代、「働く期間」の長期化が現実的になってきており、企業もその対応が求められています。2021年4月に70歳までの就業機会確保の努力義務が規定化されました。ICTやAIの進展、それらに伴う経済活動の激変もあり、企業が雇用者を全面的に育成していくことの難しさも指摘されています。また、SDGs達成が求められる中、さまざまな社会課題に視野を広げる人材育成の必要性も高まっています。

こうした中、コロナ禍の拡大により日本企業における働き方は大きく変化しています。
プラチナキャリアは、ポストコロナ時代に必要となる新しい働き方として、企業側の積極的なサポートのもと、日本企業で働く多くの人に実践していただきたいキャリア像です。次の3点を特徴としています。

プラチナキャリアの三つの特徴

長期的視点:年齢を問わず自律的に活躍できる
自律的な学び:自律的な学び、実践経験を通じて、スキルを磨く
社会課題解決:SDGsにうたわれているような社会課題に関心を持ち、事業を通じて課題解決を目指す

3.プラチナキャリア・アワードの概要

プラチナキャリアの理念を社会に浸透させることを目的として、同キャリア構築を支援する企業を選定・表彰するものです。

本アワードは、厚生労働省、東京証券取引所の後援を得て実施しています。4月20日に有識者による審査委員会において、第4回の受賞企業が以下のとおり決定しました。
今回は、特に次のような視点を重点評価項目として設定しました。

  • AIをはじめとする劇的な技術進化や、コロナ禍の影響により働き方が大きく変化していく中で、企業として求める人材像を社員に開示しているか。
  • 社員とキャリアプランの摺り合わせを適切に実施しているか。キャリアを具現化するための学びを実践できる場があるか。
  • 社員のスキルを把握できているか(リスキリングも含めて)。把握内容が人材戦略に活かされ、多様な人材が活躍しているか。

受賞企業

最優秀賞:双日株式会社
優秀賞:カゴメ株式会社、サッポロホールディングス株式会社、シスメックス株式会社、株式会社ベネッセホールディングス、ユニ・チャーム株式会社、株式会社LIXIL(五十音順)

審査委員

審査委員長:
株式会社三菱総合研究所 理事長 小宮山 宏

審査委員(五十音順):
株式会社イー・ウーマン 代表取締役社長 佐々木かをり氏
デジタルハリウッド大学大学院 教授 学長補佐 佐藤昌宏氏
東京大学大学院教育学研究科 教授 牧野 篤氏
オフィスモロホシ社会保険労務士法人 代表(社会保険労務士・キャリアコンサルタント) 諸星裕美氏

4.プラチナキャリア・アワード表彰式および記念シンポジウム

同アワード受賞企業の表彰式および記念シンポジウムを、以下の要領で開催します(オンライン形式)。

実施要領

日時:6月17日(金) 14:00~17:15

表彰式
14:00 – 14:45 表彰式
記念シンポジウム
15:00 – 15:55 基調講演・アワード表彰結果報告、最優秀賞受賞企業講演
16:00 – 17:15 記念講演、関連取り組み報告、パネルディスカッション
17:15 閉会
記念講演には、東京大学大学院経済学研究科教授 柳川範之氏が登壇されます。

後援

厚生労働省、東京証券取引所
※視聴方法および詳細はプラチナキャリア・アワード専用サイトをご覧ください
ICF(事務局:MRI)は、今後も会員企業と連携しながら、プラチナキャリアに関する取り組みを通じて、ポストコロナ時代にふさわしい新しい働き方の実践を推進します。

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