高齢化はメガトレンドの一つとして、世界的な現象となっています。2015年から2050年にかけて、世界の65歳以上の高齢者は7億300万人から約15億人に増加し、世界総人口の15.5%を占めると推計されています。ベトナムは世界で最も高齢化が進んでいる国の一つであり、2011年から「高齢化社会」に突入、2036年には「高齢社会」になると予測されています。具体的には、60歳以上の高齢者数は現在の約1260万人(総人口の12.8%)から、2038年には2200万人(同20%)に増加することが見込まれています。日本では1980年代から急速に高齢化が進み、現在では総人口に占める65歳以上の高齢者の割合は28%以上と世界で最も高い水準にあります。MRIはこの30年間、介護保険制度の導入や民間介護事業者への支援など、日本の高齢化対策の制度設計などを通じて、誰もが安心して暮らせる社会の実現に向けて取り組んできました。