第60回mifセミナー インスタ女子と筋肉女子

現代女性の分類学

セミナーカテゴリー

2019.7.31

株式会社三菱総合研究所

開催日 2019年9月18日(水)14:00~16:30(受付開始 13:30)※終了しました
会場 株式会社三菱総合研究所 4階 大会議室
(東京都千代田区永田町二丁目10番3号 東急キャピトルタワー内 受付:地下1階)
アクセスマップ
主催 エム・アール・アイ リサーチアソシエイツ株式会社
協力 株式会社三菱総合研究所

概要

第60回セミナーでは、カルチャースタディーズ研究所 主宰 三浦展氏、昭和女子大学 人間社会学部 准教授 天笠邦一氏をお招きし、女性市場をテーマに「インスタ女子と筋肉女子~現代女性の分類学」をご講演いただきます。

講師紹介

カルチャースタディーズ研究所 主宰 三浦 展(みうら あつし)氏

1982年パルコ入社、マーケティング誌「アクロス」編集長。90年三菱総合研究所入社。
99年カルチャースタディーズ研究所設立。消費、都市の研究者として活躍。
著書に『下流社会』『第四の消費』『マイホームレス・チャイルド』『日本若者論』『平成女子図鑑』『女はなぜキャバクラ嬢になりたいのか?』など多数。

昭和女子大学 人間社会学部現代教養学科 准教授 天笠邦一(あまがさ くにかず)氏

専門は、メディア論、社会学。慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 博士課程修了、博士(政策・メディア)。ソーシャル・モバイルメディアの社会的受容を研究する。
著書に『The Post Mobile Society: From the smart/mobile to second offline』(共著 2016年4月)、『ポストモバイル社会』(共著 2016年3月)、『ネット社会の諸相』(共著 2015年4月)など。

プログラム

14:0016:00

インスタ女子と筋肉女子 ~現代女性の分類学

カルチャースタディーズ研究所 主宰 三浦 展 氏
昭和女子大学 人間社会学部現代教養学科 准教授 天笠邦一 氏

検索と言えばグーグルと思っているのは中高年で、若い世代は検索手段としてTwitterやInstagramを使います。そんな利用メディアによるギャップが世代間や性別間で広がり、ますます「女性」の姿は見えにくくなっています。本講演ではmifによる20-30代の女性5,442人への調査から明らかになった現代女性のメディア利用と価値観・消費行動を明らかにします。

(天笠氏)まず現代女性に特徴的なSNSの利用方法として、検索や閲覧を中心にSNSを受け身で利用している「検索女子」や「閲覧女子」、逆にストーリーやライブ配信という発信機能を利用する「ストーリー女子」「ライブ女子」を中心に分析を行った。女性たちは、自らの指向性や求めるものに合わせ、驚くほど戦略的にSNSの機能を使い分けている。

(三浦氏)アプリの使い方から「自己露出系」という類型を発見した。「自己露出系」は消費行動の面でも「インスタ映え」女子以上に積極的であり、注目すべき存在である。また「なりたい職業」についての分析結果を見ると「ボディ系」という類型が浮かび上がった。「自己露出系」にも「ボディ系」にも独特の意識や階層性がある。利用するSNS別に階層意識を見ると、自分を動画や写真でアップする人は上流が2割以上。対して「Twitterで検索をする」などの人は下流が多い。スマホがほぼ100%普及したことで、階層などの人間の類型に即して多様なSNSの使われ方があるのだ。

16:0016:30

mif事務局からのお知らせ

プログラムは予告なく、変更することがございます。

申込要領

対象者 企業の企画、マーケティング、研究開発部門の方
参加費 無料 ※お申込みにはmif会員登録(無料も可)が必要です。
募集人数 70名

お問い合わせ

「生活者市場予測システム(mif)」事務局(https://mif.mri.co.jp/
エム・アール・アイ リサーチアソシエイツ株式会社
〒100-6105 東京都千代田区永田町二丁目11番1号
データサイエンス事業部
Tel:03-6858-3477
E-mail:mif@mri.co.jp