豊かで持続可能な未来社会の姿を描く

世界情勢が目まぐるしく変化し、技術が猛スピードで発達する中、未来を的確に眺望した上で、賢明な針路を定めることが求められています。

2019 年10 月、当社は「未来共創」の一環として、「未来社会構想2050」を発表しました。これは、2050 年における世界トレンドを予測し、日本が豊かで持続可能な社会を実現するための取り組みを「未来社会構想2050」として提言したものです。

2050年、世界中にプラットフォーマーが浸透、牽引するデジタル経済圏が台頭することが想定されます。アジア諸国などが経済成長する一方で米・中の覇権が低下、新しい国際秩序の枠組みが求められます。世界の人口は増加し、資源・エネルギーの循環が今以上に意識されるようになると考えられます。

こうした世界と対峙する日本にとって5つの挑戦が重要となります。

①日本の良さ・強みを活かした世界への貢献
②デジタル×フィジカルで新たな付加価値を創造
③地域マネジメントを強化し、持続可能な地域社会へ
④多様な価値観に基づく「自分らしい」人生を実現
⑤人生100年時代を支える財政・社会保障制度へ

2050 年に向けて、新技術を人間中心で活用しつつ、日本の良さ・強みを発揮する5つの挑戦を続けることが未来社会を拓く鍵となります。
当社では、これらの構想を発信するとともに、政府の委員活動などを通じて、具体的な政策立案に資する提言を行っています。