トップメッセージ

当社グループは、「100億人・100歳時代」の豊かで持続可能な社会の実現を目標に、事業を通じた社会価値の創出、社会課題解決に取り組んでいます。

この社会像に基づき、経営理念として、「社会課題を解決し、豊かで持続可能な未来を共創する」という当社グループのミッション、「未来を問い続け、変革を先駆ける」というビジョン、ステークホルダー皆さまへの5つのコミットメントを掲げています。

経営理念で掲げた「豊かで持続可能な社会の実現」のために、社会価値・非財務価値・財務価値、これら3つの価値を循環・拡大させながら社会課題を解決し、当社グループ自身が持続的に成長し、社会と自社のサステナビリティを両立することが当社グループの目指すサステナビリティ経営です。

新たにスタートした中計2026においては、事業活動による顧客価値拡大やさまざまなパートナーとの共創による社会課題解決を通じて、社会に良好なインパクトをもたらすことで当社グループの創出する「社会価値」のスケールアップを図っていきます。これをステークホルダーの皆様にわかりやすくお示しするために「DX」「GX(グリーントランスフォーメーション)」「HX(ヒューマントランスフォーメーション/ヘルスケアトランスフォーメーション)」という、当社のマテリアリティとも重なる3つの領域に重点を絞り、目標を掲げました。

また、当社グループの競争力の源泉である「非財務価値」を高めるために「人的基盤」「知的・共創基盤」からなる社会課題解決力と、ESGを中心とした「社会信頼基盤」の両面の強化を進めています。

特に、企業の社会的責任を果たすことで獲得される「社会信頼基盤」はグループがビジネスを持続的に展開するための土台となります。なかでも地球環境への貢献は責務と捉え、2050年のCN実現に向けて温室効果ガス(GHG)排出量の削減等に着実に取り組んでいます。

甚大化する自然災害、地政学リスクの広がりやインフレと、私たちを取り巻く社会課題はますます複雑化し、不透明さを増しています。多岐にわたる総合的な課題解決力が求められる環境で、当社グループは培った「社会信頼基盤」を土台とし、グループ固有の「人的基盤」「知的・共創基盤」からなる社会課題解決力を発揮し、シンクタンク・コンサルティングサービスやITサービスの提供を通して、社会や顧客が抱える課題の解決とそこから生まれる社会価値の最大化を目指してまいります。

株式会社三菱総合研究所
代表取締役社長
籔田健二