ニュースリリース

企業の採用活動を支援する「エントリーシート優先度診断サービス」の提供を開始

AIを活用したHRTechサービスの第一弾として
2016.10.28

三菱総合研究所

POINT

株式会社三菱総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大森京太、以下「MRI」)は、2016年10月28日、人工知能(AI)の活用により企業の採用活動に関わる意思決定を支援する「エントリーシート優先度診断サービス」を株式会社マイナビ就職情報事業本部との共同サービスとして提供開始します。MRIでは、人財採用・育成領域においてAIを活用した新しいサービスの開発を強化し、企業の競争力強化を支援します。
図 マイナビ2018×MRI
人財採用・育成等のHR(Human Resources)領域における課題を、人工知能(AI)やクラウド等の新しいICT技術によって解決する”HRTech"の革新が際立っています。既に米国等の諸外国では、ベンチャー企業含む多くの企業が新しいサービスの開発・提供を開始しており、データを用いて科学的に同領域の課題を解決する取り組みが活発化しています。

この度、株式会社三菱総合研究所(以下「MRI」)は株式会社マイナビ就職情報事業本部と共同で「エントリーシート優先度診断サービス」の提供を開始します。
国内企業の多くは新卒一括採用制度を導入しており、人事担当部署が主導しエントリーシートを用いた採用活動をしています。企業によっては毎年数万件のエントリーシートを受け付けています。採用活動期間が短期化するなか、エントリーシートを読み切れず、優秀な人財を逃しているのでは、といった声が多く挙がっています。また、エントリーシートに基づく選考・評価基準が担当者に委ねられているケースが多く、読む人によって基準が異なる等の課題もあります。

「エントリーシート優先度診断サービス」は、人工知能(AI)を活用した新しいサービスです。企業一社一社の過去の選考実績を用い、その企業の選考・評価基準をAIが学習し優先度診断モデルを構築します。この一社ごとのモデルに対して新しいエントリーシート情報を入力することで、その企業にとっての「優先度」をエントリーシートごとに出力するサービスです。最新のAI技術の活用により、文章などの自然言語の意味を解釈でき、各社の特徴を反映した評価結果を迅速に提供できます(特許出願中)。
これにより、企業と学生のマッチング精度を高めるとともに、採用活動の迅速化が可能となります。また、AIが学習した結果を可視化することで、各企業が選考において重視している項目を定量的・客観的に把握でき、自社の選考・評価基準の振り返り・検証にも活用できます。

同サービスは、エントリーシートデータベースサービスでトップシェアを誇る株式会社マイナビとの共同で展開します。既に先行提供を開始しており、多くの企業様にその効果を実感頂いています。
今後は、来年度採用での導入に向け各企業への提案を本格化して参ります。加えて、同サービスをより付加価値の高いサービスにすべく、更なる精度向上に取り組むとともに、辞退者予測機能等の機能強化を図る予定です。MRIは採用領域に留まらないHRTech領域での事業開発を強化し、サービスラインアップの質の向上を通じ、企業の競争力強化を支援します。
新サービス「エントリーシート優先度診断サービス」機能概要(特許出願中)
新サービス「エントリーシート優先度診断サービス」機能概要(特許出願中)

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