ニュースリリース

AIを活用したインタビューボットで公共施設マネジメントの合意形成を支援

新潟市で実証実験
2018.5.10

三菱総合研究所

POINT

株式会社三菱総合研究所(代表取締役社長:森崎孝、以下「MRI」)は、新潟市の協力のもと、AIを活用したインタビューボットの実証実験を実施しました。市民の皆さまにスマートフォンなどを通じてAIとの対話に参加していただき、公共施設マネジメントについての意見をお伺いするサービスです。さまざまな方が都合のよい時間帯で参加できること、多様で深いレベルの意見を数多く把握できることなどを確認しました。

1.インタビューボットの概要

MRIでは、公共施設マネジメントの円滑な実施のため、多くの市民から合意形成に必要とされる市民ニーズを抽出する「対話型ご意見聞き取りサービス」の開発を進めています。本サービスでは、スマートフォンなどを通じてAIと対話するインタビューボットを用いることで、対話しながら掘り下げられた意見を多数かつ幅広い市民から短期間に把握できます。また、自由記述から意見を読み取ることで、多様な考え方にも対応できるなど、合意形成に必要な情報を抽出します。

2.実証実験の概要

  • 実証期間:2018年3月6日~3月18日
  • 実証実施場所:新潟市西蒲区(巻地域)
  • 実証方法:スマートフォンやPCでの参加を募集。AIとの対話を通じてニーズを把握(約110名が参加)
  • 運営:MRI 協力:新潟市 

3.実証実験の結果

  • ワークショップなどの従来手法では参加が少ない若者や中年層、女性の参加が多く得られました
  • スマートフォンなどを通じて、幅広い時間帯から自由にご利用いただきました
  • AIからの問いかけに応じて、考えながら多くの意見を回答していただきました
  • 自由回答を解析することで、選択肢の数に限定されることなく多様な意見を把握できました
  • AIから何度も問いかけることで、アンケートによる回答よりも深いレベルのご意見を把握できました
  • 多くの参加者がアンケート調査と比較して意見を言いやすいと回答されました
 

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