ニュースリリース

メルカリとシェアリングエコノミーに関する共同研究を実施

シェアリング時代の新たな消費モデルは「SAUSE」に
2019.2.26

三菱総合研究所

POINT

株式会社三菱総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:森崎孝、以下「MRI」)は、株式会社メルカリ(本社:東京都港区、代表取締役会長:山田 進太郎、以下「メルカリ」)と、シェアリングエコノミーに関する共同研究を実施し、その分析結果を2月26日に発表しました。
MRIでは、シェアリングサービスの普及がもたらす社会・経済への影響を「シェアリング・エフェクト」と定義し、独自に研究を進めており、今回、シェアリング・エフェクトについて関心を持つメルカリと共同研究を実施しました。
共同研究では、フリマアプリ上で洋服や化粧品の取引を行うユーザーを対象にアンケートを実施し、フリマアプリ利用前後における行動心理・購買内容の変化を分析しました。

その結果、フリマアプリを介して「モノのシェアリング」を行う消費者は、モノに対する価値観が「所有」から「利用」に変遷することによって、従来とは異なる消費行動をとることが明らかになりました。
主な調査結果は以下のとおりです。
  • モノのシェアを日常的に行う消費者は、「売却」を意識して新品を購入する
  • 消費者の一部は、売却金額を念頭におくことで、新品購入が増加、あるいは購入する商品ブランドが高価格帯に遷移している
  • シェアリングサービスの普及により、従来とは異なる消費行動が発生している
MRIはこのシェアリングサービス普及後の新たな消費モデルを「SAUSE」と定義し、産業・経済・社会に与える影響について、引き続きメルカリと共同で研究を進めていきます。
シェアリング普及後の消費者心理プロセス「SAUSE」
シェアリング普及後の消費者心理プロセス「SAUSE」
また、MRIは今後シェアリング・エフェクトに関しさまざまな媒体を通じた知見の発信を行うとともに、シェアリングサービスに関わる事業会社へのコンサルティングを行っていきます。

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