ニュースリリース

三菱総合研究所、LocationMindと資本提携

スマートシティのデータ基盤構築に向けた協業検討を開始
2020.5.15

株式会社三菱総合研究所

POINT

株式会社三菱総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:森崎孝、以下 MRI)は、2020年5月15日、東京大学発の位置情報解析技術ベンチャーであるLocationMind株式会社(本社:東京都千代田区、CEO:桐谷直毅、以下LocationMind)と資本提携を行いました。スマートシティを支えるデータ基盤の構築に向けて協業検討を開始します。

1.背景

持続可能な社会の実現に向けて、都市におけるマネジメントの高度化、新たなモビリティサービスの導入、環境負荷軽減、防災などが重要な社会課題となっています。MRIは、デジタル技術を活用し、これらの社会課題の解決に取り組んでいます。
LocationMindは、空間情報分野において世界的に評価の高い東京大学空間情報科学研究センター 柴崎亮介研究室の成果をもとに、ビッグデータの関連付け・可視化、AIを活用した予測、安全な位置認証サービスの提供に取り組んでいます。多種多様なデータを組み合わせた人流の可視化・予測で高い技術を保有しており、今まで把握が難しかった人の移動経路を分析することが可能です。足元では、新型コロナウイルス対応が最重要の課題となっており、この解決に向けて人流解析の重要性がますます高まっています。

2.提携の概要

このたび両社は、スマートシティを支えるデータ基盤の構築を目指し、5月15日に資本提携を行いました。LocationMindの位置情報解析技術、MRIにおける社会課題解決へ向けたこれまでのノウハウを組み合わせ、以下の分野における協業を検討していきます。

1)スマートシティの先駆けとなる個別事例の実現
官庁や地方自治体と連携し、都市における混雑・渋滞の緩和、異常時の最適誘導、来訪誘導、周遊促進など、スマートシティの先駆けとなる個別事例の実現に取り組みます。

2)データ基盤の構築
都市マネジメントの高度化、新たなモビリティサービスの導入を推進するため、LocationMindの技術を活用し、デジタル地図上に人や車両の移動実績や将来予測を展開することで、課題分析、施策検討に役立てることができる「データ基盤」の構築を目指します。

今回の資本提携を契機に両社は協業を進め、持続可能な社会・都市の実現への貢献を目指します。

【参考】LocationMindについて

LocationMindは、東京大学 柴崎亮介研究室の成果をもとに、2019年2月に設立された東大発の位置情報解析技術ベンチャー。位置情報を切り口にしたソリューションをグローバルに提案。

(1) 商号 LocationMind株式会社
(2) 本社 東京都千代田区岩本町3-5-2 THE GATE AKIHABARA 701
(3) CEO 桐谷直毅
(4) 設立 2019年2月
(5) 事業内容 位置情報を用いた人流分析・予測サービス、位置認証サービス、およびこれらに関わるコンサルティング
 

お問い合わせ先

内容に関する
お問い合わせ

株式会社三菱総合研究所
〒100-8141 東京都千代田区永田町二丁目10番3号
次世代インフラ事業本部 インフラビジネスグループ 中條
Tel:03-6858-2722

報道機関からの
お問い合わせ

株式会社三菱総合研究所
〒100-8141 東京都千代田区永田町二丁目10番3号
広報部
Tel:03-6705-6000 
E-mail:media@mri.co.jp