ニュースリリース

沿線居住者向け都市型MaaSの実証実験を西宮市域で実施

地域課題解決型デジタル地域通貨サービス「Region Ring™」のポイントによるインセンティブ付与機能を提供
2021.3.10

株式会社三菱総合研究所

POINT

株式会社三菱総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:森崎孝、以下 MRI)は、阪急阪神ホールディングス株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:杉山健博、以下 阪急阪神HD)と共同で、4月21日から7月20日まで兵庫県西宮市において、阪急阪神沿線居住者向けの都市型MaaSの実証実験を実施します。

1. 背景・経緯

MRIは、中期経営計画2023で掲げる「レジリエントで持続可能な社会」の実現を目指し、MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)や、デジタル化された地域通貨・各種ポイントなどの実用化により、地域の経済発展と社会課題解決に向けて積極的に取り組んでいます。
これまでに、「東京ユアコイン(オフィス型、2019 年度)」の実証事業受託や近鉄グループホールディングス株式会社と共同で取り組んだ「近鉄ハルカスコイン」などで、地域活性化や地域課題解決につながる行動変容を促すノウハウを蓄積してきました。
今回、阪急阪神HDと共同で実施する沿線居住者向け都市型MaaSの実証実験において、地域住民の楽しい外出促進や地域消費活性化への行動変容に向けた、次世代MaaSの実現を目指します 。

2. 実証実験の概要

本実証実験では阪急阪神HDが、西宮をまるごと楽しむアプリ「maruGOT(まるごっと)にしのみや」を提供し、新しいライフスタイルを提案します。maruGOTにしのみやアプリでは、経路・施設検索機能、タクシー・シェアサイクル等の予約・決済、飲食店の混雑状況や座席の即時予約などのサービスに加え、モニターに実証限定ポイントサービスを提供します。
MRIは、実証限定ポイントサービスを実装するために、地域課題解決型デジタル地域通貨サービス「Region Ring™」の一機能で、東京ユアコイン(オフィス型、2019年度)で実証した「ポイントによるインセンティブ付与機能(地域ポイント機能)」を提供します。「Region Ring™」を通じて、店舗・施設等での二次元バーコードを用いたポイントの付与・利用、およびアプリ上でポイントからバスデジタル1日乗車券 への引き換えを行います。

実証実験の概要

期間: 2021年4月21日~7月20日
地域:西宮市域(一部市域外を含む)
※実証実験の詳細については、阪急阪神HDのサイトをご覧ください。
https://promotion.marugot.jp/
maruGOT(まるごっと)にしのみやの画面イメージ
maruGOT(まるごっと)にしのみやの画面イメージ
出所:阪急阪神HD「maruGOTにしのみや」

3. 今後の予定

MRIは、社会課題解決に資する個人の行動を創出すべく、「Region Ring™」をMaaS領域で活用し、地域住民の満足度の高い暮らし(ウェルビーイング)の実現、地域活性化、社会課題解決に貢献します。
また、今回の実証実験にて検証した都市型MaaSにおける「Region Ring™」活用に加え、MaaS領域におけるさらなるサービスの提供・実施を模索していきます。
将来的には、多様な地域に「Region Ring™」を導入し、幅広い分野での行動変容促進を通じた、持続可能性の確保と一人ひとりのウェルビーイングの同時実現を目指していきます。

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