世界のインフラ維持管理の市場規模は約200兆円と推定されており、国内外においてさまざまな技術開発が進められています。しかしながら、実績のない新技術については、発注者が導入に消極的になることが多く、現場への実装が思うように進んでおりません。また、技術の提供側も発注者のニーズや課題を十分に捉えることが出来ず、技術開発の方向性を定めるのに苦労されています。
株式会社三菱総合研究所は、2019年7月より、米国のインフラ点検市場で活躍されているNEXCO-West USA, Inc.社から同社が米国で取得した橋梁の画像データを貸与いただき、道路点検 AI「My City Report for road managers」の開発を手掛ける株式会社アーバンエックステクノロジーズ/東京大学と連携して、AIを活用した橋梁自動損傷検出システムの構築可能性の検証、現場への実装に向けた課題の検討等を行って参りました。
本セミナーでは、これらの検討結果のご報告とともに、各社の国内外での先進的な取り組みをご紹介し、インフラ点検・診断における新技術実装のためのポイントを解説します。