ニュースリリース

「シニア人材マネジメント分科会」が提言を発表

「生涯現役時代における日本型ワークモデルの変革」に向けた7つの提言
2015.3.10

三菱総合研究所

POINT

株式会社三菱総合研究所(代表取締役社長:大森京太 本社:東京都千代田区)は、プラチナ社会研究会において『シニア人材マネジメント分科会』を昨年7月に設置し、シニア人材の活躍しうるワークスタイルや人事管理のあり方を協議するとともに、その実現のための政策を検討し、このたび政策提言の骨子を取りまとめました。
提案者:株式会社三菱総合研究所
アドバイザー:一般財団法人日本予防医学協会 理事長 神代雅晴氏
参加企業等:18社・団体・人
(内訳)サービス業 6社、製造業 4社、大学・研究機関 2団体、財団・社団・NPO 4団体、
    労働衛生コンサルタント・公認会計士 2人
オブザーバー:厚生労働省
わが国では企業は新規学卒者を一括で採用し、業務遂行の過程で職業能力の形成を行い、職務を限定せず仕事を任せる傾向を持つ企業が多く、このような場合、勤務場所や労働時間などに関する企業の裁量範囲は広いです。

その結果、大半の企業において社員の主体的なキャリア選択の余地は小さく、社外にも通用するスキル・ノウハウ・経験を自律的に高めることが難しいため、中高年になった時、企業としては処遇の仕方に悩む局面が生じ、当人にとっては活躍の場を見つけにくいといった問題が生じます。また、高齢者になると活躍の場や機会はさらに少なくなります。

労働力人口が減少する中で、中高年や高齢の社員(以下「シニア人材」とする。)の能力と意欲、そして生産性を高め、企業の持続的成長につなげていくためには、高齢期までを見据えたキャリア形成の仕組みづくりやワークモデルの変革が望まれています。

【7つの提言】
その1.自律的キャリア形成を図る
その2.シニア人材の働き方と評価の仕組みを変える
その3.心と身体の健康度を自己評価する
その4.会社に縛られない市場価値を高める
その5.「心技体」の状態を客観的に知る
その6.仕事と働き方のバリエーションを増やす
その7.生涯現役社会を目指して

「プラチナ社会研究会」では、今後も上記提言の実現に向けた取組みを進め、超高齢社会に対応した働き方の実現に寄与していきます。

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