ニュースリリース

三菱総合研究所、「HACCPナビ e-ラーニング」を発売

HACCPやJFS規格、食品衛生に関する教育・人材育成を支援
2022.6.6

株式会社三菱総合研究所

POINT

株式会社三菱総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:籔田健二、以下 MRI)は、6月20日に、食品製造業・小売・飲食等の従業員を対象とした、e-ラーニングによる食品安全教育サービス「HACCPナビ e-ラーニング」を発売します。「HACCPナビ」と合わせて利用することで、より効果的な食品安全管理を実現できます。

1. 背景・経緯

MRIは、厚生労働省や農林水産省等の食品安全に関する調査研究・制度設計を数多く実施し、食品業界の国際競争力強化を支援しています。これらの実績を活用して、HACCP※1やJFS規格※2などの食品安全管理規格を導入・運用する食品事業者のサポートを目的に、クラウドサービス「HACCPナビ」※3を開発、提供しています。

HACCPやJFS規格に対応するには、それらに精通する人材の教育・育成が必須です。しかし、HACCPナビの利用者から、効果的な教育コンテンツを準備する時間がない、受講管理の負荷が大きい、予算が足りないなどの意見が数多く寄せられています。

このような背景から、MRIは食品安全に関する豊富な知見をもとに、食品製造業・小売・飲食等の従業員を対象とした「HACCPナビe-ラーニング」を開発し、発売します。本サービスを利用することで、食品安全に関する教育や人材育成を効率的・効果的に行うことが可能になります。

※1:科学的な根拠に基づく危害要因分析により重要な工程を特定することで製品の安全性を確保する衛生管理手法。日本では2018年から制度化が進められてきた。

※2:一般財団法人食品安全マネジメント協会が開発・運用する食品安全管理の取り組みを認証する規格のこと。事業者のレベルに合わせてJFS-C規格、JFS-B規格、JFS-A規格がある。

※3:MRIが手掛けるHACCPや食品安全マネジメントシステム導入・運用を支援するクラウドサービス。HACCPの導入・運用時に必要となる科学的知見を集めたハザードデータベースを搭載。
(詳細はHACCPナビ公式Webサイトをご参照ください。)

2. サービスの特徴

①受講者の役割に応じたコース設定

  • 受講者の業務内容やミッションに応じて講座の選択が可能
  • 例えば、事業者に設置されたHACCPチーム向けにJFS-B規格を解説、現場作業員向けに食品衛生の基本を解説、など

②具体的な事例や様式などを豊富に準備し、わかりやすく解説

  • JFS-B規格に関するよくある疑問を丁寧に回答
  • 難解な規格に対応した提出文書・記録の様式例を提供

③HACCPナビ契約者への割引販売

④学習記録を管理

  • 学習記録をシステムに保存することで進捗管理が容易
  • JFS-B規格の監査で必要となる受講証を発行

⑤時間や場所を選ばない学習機会を提供

  • PC、タブレット、スマートフォン等、多様なデバイスで受講可能
  • すきま時間を有効活用した効率的な学習が可能
図 JFS-B規格解説コースコンテンツ(例)
図 JFS-B規格解説コースコンテンツ(例)

3. 今後の予定

「HACCPナビ e-ラーニング」の契約者を対象とした、勉強会・セミナーの開催を企画しています。食品安全管理の現場で生じた疑問への回答を通じて、課題解決を支援します。

また、e-ラーニングのコンテンツは、関連法令の改正や利用者の要望に応じて随時アップデートしていく予定です。

お問い合わせ先

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株式会社三菱総合研究所
〒100-8141 東京都千代田区永田町二丁目10番3号
イノベーション・サービス開発本部
HACCPナビ事務局 長田侑子、氷川珠恵
E-mail: info-haccpnavi@haccp-navi.com
URL:https://haccpnavi.com/service-elearning/

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株式会社三菱総合研究所
〒100-8141 東京都千代田区永田町二丁目10番3号
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