アプリで得られた属性・行動履歴・アンケートデータ等を用いて行動変容効果を検証し、以下の知見を得られました。
①行動変容における継続性の効果
2021年度から2023年度まで3年間、各年7カ月間、SDGsアクションを提供したことで、エリアで誘発されるSDGs活動件数が増加。また、2022年度と2023年度は同じアカウントで参加が可能であったことから、活動量や活動の幅の広がりが見られるなど同一ユーザーのSDGsへの意識定着や行動変容が深化。
②施策検討材料としての、行動履歴データ分析の重要性
アプリユーザーを活動の量・幅に基づき6つのグループに分類。さらにペルソナ分析を行い、「熱烈!SDGs女子~大丸有SDGs ACT5のコア層~」「しっかり者ポイ活マダム~情報感度が高く、行動的な中年女性層~」「縁の下の力持ち寄付系男子~潜在コア層~」といった特徴が顕著なペルソナを3種設定。これらのペルソナ等をもとに、マーケティングデータや施策検討のための活用可能性を確認。
③SDGsアクションを拡大するための手法の確認
ボーナスポイント等のポイントインセンティブやメッセージ配信などのナッジアプローチにより、Region Ring®が備える諸機能が相乗効果を生み出し、SDGsアクションをより効果的・効率的に拡大できる可能性を確認。
④SDGsアクション参加がウェルビーイング向上に与える影響
アンケート調査では、約7割の人がSDGsアクションへの参加が健康的な生活に影響があったと回答。
また、SDGsアクションへの参加は自身の価値や意義を実感する場として有意義だと感じた人が9割以上を占めるなど、SDGsアクションへの参加が個人のウェルビーイング向上に有用であることを確認。