戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期課題候補『先進的量子技術基盤の社会課題への応用促進』公開シンポジウム

セミナーカテゴリー

2023.2.17

株式会社三菱総合研究所

概要

戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)は、内閣府総合科学技術・イノベーション会議が府省・分野の枠を超えて自ら予算配分し、基礎研究から出口(実用化・事業化)までを見据えた取り組みを推進するプログラムです。

SIP第3期の課題候補「先進的量子技術基盤の社会課題への応用促進」※1では、2023年度からの開始に向け、研究開発計画の検討を進めて参りました。その成果を周知し、広く本課題候補の認知や理解を促進するための公開シンポジウム(共催:内閣府、総務省、文部科学省、経済産業省、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構)を、沖縄科学技術大学院大学にて開催いたします。

量子技術はその多くが未成熟な段階でありながら、創薬・医療や材料、金融、エネルギーなどの幅広い領域における利活用、実用化が期待されているエマージング技術です。
令和4年4月に策定の「量子未来社会ビジョン」※2では、量子技術によるコンピューティング、センシング、通信性能の飛躍的向上により、経済・環境・社会が調和する未来社会像を実現することが示されました。

こうした背景のもと、本シンポジウムでは、量子技術が目指す社会像や本課題候補の概要について、SIPを主導する内閣府およびプログラムディレクター候補からご紹介いたします。また、量子技術を構成する主要な研究開発分野や、量子技術とともに社会課題に対応する分野、研究開発成果の社会実装を進める基盤となるスタートアップや人材育成について、関係する研究者等からご発表いただくと共に、量子技術の社会実装に向けて求められることについての議論をパネルディスカッション形式で行います。

本シンポジウムは、現地参加に加えてオンラインでの参加も可能です。量子科学の今や目指すべき未来を知る機会として、是非ご参加をお願い申し上げます。

※1:戦略的イノベーション創造プログラム(SIP:エスアイピー)については以下をご覧ください。
https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/

※2:量子未来社会ビジョン
https://www8.cao.go.jp/cstp/ryoshigijutsu/ryoshigijutsu.html

開催概要

開催日
2023年3月23日(木)15:00~17:30 ※終了しました

実施方式・場所
現地参加・オンラインのハイブリッド形式にて実施いたします。
場所については以下をご参照ください。

沖縄科学技術大学院大学 シドニー・ブレナー レクチャーシアター(OISTメインキャンパス、セミナールームB250(B階))
アクセスマップ
※那覇空港から公共交通機関を利用される場合、2時間~2時間半程度要します。
メインキャンパス内のマップ

共催
内閣府、総務省、文部科学省、経済産業省、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構

事務局
株式会社三菱総合研究所

プログラム

15:00 開催挨拶
松尾泰樹

内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局長


15:05 「量子未来社会ビジョン」で描く社会像と量子技術の課題について
増田幸一郎

内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局 政策企画調査官


15:25 SIP第3期課題候補「先進的量子技術基盤の社会課題への応用促進」の概要について
寒川哲臣

プログラムディレクター(PD)候補/日本電信電話株式会社 先端技術総合研究所 常務理事 基礎・先端研究プリンシパル


15:55 個別領域の課題と展望
  • 15:55 量子コンピュータが拓く未来と今後の展望~量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル拠点~
    川畑史郎

    国立研究開発法人産業技術総合研究所 新原理コンピューティング研究センター 副研究センター長
    文科省Q-LEAP(キューリープ) 量子情報処理領域 サブプログラムディレクタ

  • 16:05 暗号関連技術開発の中長期的方向性
    花岡悟一郎

    国立研究開発法人産業技術総合研究所 サイバーフィジカルセキュリティ研究センター 首席研究員

  • 16:15 これからの大学の役割とOIST量子技術センターの取組み
    根本香絵

    沖縄科学技術大学院大学 量子技術センター長/量子情報科学・技術ユニット 教授

  • 16:25 求められる量子人材とは~その人材像と育成方策~
    岡田俊輔

    一般社団法人量子技術による新産業創出協議(Q-STAR) 実行委員長
    株式会社東芝 執行役上席常務 最高デジタル責任者
    東芝デジタルソリューションズ株式会社 取締役社長


16:40 パネルディスカッション 量子技術の社会実装に向けて何が求められるのか
モデレーター:寒川哲臣 PD候補
パネリスト:「個別領域の課題と展望」登壇者

17:25 閉会挨拶
茅野政道

国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 理事

各講演等の内容は変更となることがございます。あらかじめご了承ください。

3月24日(金)沖縄科学技術大学院大学見学ツアーについて

シンポジウム翌日の3月24日(金)に、沖縄科学技術大学院大学の研究施設について、見学ツアーを実施します。シンポジウムに現地参加いただいた方は、こちらの見学ツアーにもご参加いただくことが可能です。申込フォームにて、その旨ご回答ください。ただし見学ツアーについては、人数に限りがあるため先着順とし、お申込みいただいた方の人数によってはご参加をお断りする可能性もございます。

場所:沖縄科学技術大学院大学 メインキャンパス
時間(予定):10:00~12:00

※ご参加いただく方は、当日10:00までに集合ください。詳細は申込いただいた方に別途ご案内します。

申込要領

対象者
量子技術の研究開発および利活用に興味・関心をお持ちの方。
SIP第3期課題候補「先進的量子技術基盤の社会課題への応用促進」の計画等に興味・関心をお持ちの方、もしくは次年度以降に当該課題候補への参加・関与を検討されている方。

定員
現地参加は最大50名程度
オンライン参加は200名程度

参加費
無料

お問い合わせ先

お問い合わせ

株式会社三菱総合研究所
〒100-8141 東京都千代田区永田町二丁目10番3号
当社シンポジウム事務局
担当:小野、近藤、磯貝、山野
E-mail:quantum-sip-symp@ml.mri.co.jp