アジア・太平洋域におけるCO2越境輸送・貯留(CCS)に関するワークショップ

JOGMEC-METI- Asia CCUS Network共催ワークショップ

セミナーカテゴリー

2024.1.19

株式会社三菱総合研究所

English version

概要

独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(以下、JOGMEC)は、2021年4月に「カーボンニュートラル・イニシアティブ」を策定し、わが国のエネルギーセキュリティ強化と気候変動への取り組み方針を定め、エネルギーセキュリティ確保と脱炭素社会構築への貢献を目的に各種事業を推進しています。特に、CCS(Carbon dioxide Capture and Storage:二酸化炭素回収・貯留)を、資源エネルギーの安定供給と2050年のカーボンニュートラル実現に貢献する技術として位置づけ、国内外CCS事業支援、国際連携等の取り組みを加速しています。

CCSはネットゼロ達成と産業セクターの脱炭素化に欠かせない技術として世界中で検討されている一方で、貯留適地が偏在していることが一つの課題となっています。アジア・太平洋域には十分な貯留ポテンシャルが見込まれており、欧州同様にアジアでのCO2越境輸送が将来のビジネスモデルとなる可能性があります。

以上の背景の下、JOGMECは経済産業省とAsia CCUS Networkと共に、アジア・太平洋域におけるCO2越境輸送を含むCCSの社会実装への貢献を目指し本ワークショップを開催します。

開催概要

開催日
2024年2月8日(木) ※終了しました
午前の部:10:00~12:50/午後の部:14:00~16:35(JST)

開催方法
オンライン開催(日英同時通訳)

主催
独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(以下、JOGMEC)、経済産業省、Asia CCUS Network

事務局
株式会社三菱総合研究所
独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)
経済産業省(METI)
アジアCCUSネットワーク

プログラム

以下に示すのは講演内容(トピック)であり講演タイトルではございません。

各講演の内容は変更となることがございます。あらかじめご了承ください。

午前の部 10:00~12:50

開会挨拶 10:00~10:05

独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)
エネルギー事業本部 副本部長

山本晃司
基調講演 10:05~10:20

日本のCCS政策と海外連携について

経済産業省資源エネルギー庁
燃料環境適合利用推進課 CCS政策室長

佐伯徳彦
講演資料
プレゼンテーション 10:20~12:05
テーマ:CCS事業推進および 越境輸送に関する法制度の枠組みと課題

(1) 世界のCCSとCO2越境輸送プロジェクトの概観

Global CCS Institute (GCCSI)
General Manager

Ian Havercroft
講演資料

(2) ASEANのエネルギートランジションにおけるCCSとCO2越境輸送の検討状況

ASEAN Centre for Energy (ACE)
Manager, Power, Fossil Fuel, Alternative Energy and Storage Department

Beni Suryadi
講演資料

(3) CO2越境輸送とロンドン議定書等規制との関係

Ashurst, Counsel

Guy Dwyer
講演資料

(4) IPCCガイドラインについて

西村あさひ法律事務所 パートナー弁護士

紺野博靖
講演資料

(5) EUのCO2越境輸送にかかる法的枠組み

IOM法律事務所 CEO兼弁護士

Ingvild Ombudstvedt
講演資料
パネルディスカッション1 12:05~12:50
参加者:
午前の部のプレゼンター & JOGMEC
モデレーター:

株式会社三菱総合研究所 主席研究員

新地菊子

午後の部 14:00~16:35

プレゼンテーション 14:00~15:45
テーマ:CO2越境輸送CCSプロジェクトにおける現状と課題

(1) プロジェクト紹介①アジアにおける検討状況

Petroliam Nasional Berhad (PETRONAS)
General Manager, Carbon Management Division

Nor A'in Md Salleh
講演資料

(2) プロジェクト紹介②アジアにおける検討状況

三菱商事株式会社
天然ガスグループ LNG開発・販売本部 新規事業開発部 総括マネージャー

高尾晶彦
講演資料

(3) プロジェクト紹介③北欧における検討状況

Northern Lights JV
Shipping and Commercial Manager

Baris Dolek
講演資料

(4) 輸送事業者による取り組み

株式会社商船三井
エネルギー営業本部 タンカー・オフショア事業群 第二ユニット長

沼野正載
講演資料

(5) 排出事業者による取り組み

日本製鉄株式会社
グリーン・トランスフォーメーション推進本部 参与

堀見泰資
講演資料

パネルディスカッション2 15:45~16:30
参加者:
午後の部のプレゼンター & JOGMEC
モデレーター:

独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)
エネルギー事業本部 CCS・水素事業部 総括・国際連携課長

高橋 悟
閉会挨拶 16:30~16:35

独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)
エネルギー事業本部 CCS・水素事業部長

三好啓介
司会・進行

独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)
エネルギー事業本部 CCS・水素事業部 総括・国際連携課 担当調査役

髙梨真澄

申込要領

対象者
CO2越境輸送・貯留にご関心のある皆さまおよびCCS事業等に携われている事業者さま

参加費
無料

お問い合わせ

参加申込に関する
お問い合わせ

株式会社三菱総合研究所(事務局)
担当:新地、宮前、岩渕、宮崎
E-mail:ccs_credit_ws@mri.co.jp

ワークショップに
関する
お問い合わせ

独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)
担当:小林
E-mail:jogmec-ccs-globalcoordination@jogmec.go.jp