熟練技能者のノウハウ・技術の継承を支える「匠AI」

熟練技能者のノウハウ・技術の継承を支える「匠AI」

ベテランが「暗黙知」として保持するノウハウを「形式知」へと抽出・継承します

POINT

近年、DX推進の重要性が叫ばれている大きな理由の一つとして、少子高齢化に伴う労働人口の変化による、ベテランの退職が急速に進んでいることが挙げられます。ベテランの穴埋めのためにDXが推進されている側面があり、効率化・省力化を目的としてデジタルツールの導入が進められています。

デジタルツールの導入により、業務の効率化は達成できるかもしれませんが、その裏では社内に蓄積されてきたノウハウの断絶が起きています。社内の業務プロセスの各所において貴重な業務ノウハウを持っていたのはベテラン社員です。そのようなノウハウはベテランが経験・知識などの「暗黙知」として保持していることが多く、ベテランが退職し、デジタルツールが社員に置き換わると、ベテランの退職と共に貴重なノウハウが失われてしまいます。

「匠AI」は、ベテランが「暗黙知」として保持しているノウハウを「形式知」として抽出し、企業が進めるDXに取り込む活動を支援するサービスです。「匠AI」では、当社が保有する幅広い業界知識に加え、データ分析・AI・コンサルティングの技術を活用し、データが少ない場合でも、効率的に「形式知」の抽出を行うことが可能です。
ノウハウの断絶、ノウハウの形式知化
 
ノウハウの断絶、ノウハウの形式知化
出所:三菱総合研究所

サービスメニュー

1. 業務の効率化・高度化

ベテランは特定の業務において、自身のノウハウを駆使してインプットに対してアウトプットを出力します。このインプットとアウトプットがデジタルデータ化されており、かつ十分な量がある場合には、機械学習によりベテランを模倣するAIを構築することができます。
しかし多くの現場ではデータ量が十分でないことがほとんどで、その場合精度の高いAIを構築することができません。
匠AIでは、過去のデータの特徴を用いてベテランに示して気づきを促し、ベテランが自身では説明することが難しい「ノウハウ」をAIのモデルに反映(=形式知化)します。ベテランのノウハウを取り込んで構築したAIは、DXの枠組みで導入されたデジタルツールに組み込み、もしくは併用することで、業務の効率化・高度化に貢献します。
予測AIへのノウハウ取り込み
予測AIへのノウハウ取り込み
出所:三菱総合研究所

2. 技術継承とデータ活用

匠AIを通じてベテランのノウハウを形式知化することで、AIモデルとして、あるいはデータ分析のルールとして、ベテランの退職後も企業内に知識を引き継ぐことができるようになります。これは技術継承そのものであり、企業の資産として非常に有用な活動となります。DXを通じて企業内のデータのデジタル化が進んでいますが、データを蓄積するだけでは価値は生まれません。蓄積したデジタルデータを形式知化されたベテランのノウハウで処理することで、価値のある知見を抽出することができるようになります。
つまり、データのデジタル化とノウハウの形式知化の活動により、DXの価値をより高めることができるようになるのです。
形式知化されたノウハウを通じた過去データの活用
形式知化されたノウハウを通じた過去データの活用
出所:三菱総合研究所

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