—— 中村さんの店である沖縄料理屋「中む」をオープンして、ここからが真のセカンドキャリアですね。10年たちました。プロの料理人としてのセカンドキャリアには満足していますか?
中村 まだまだ、全然です。正直、料理の王道をしっかり学んだことがなく、この10年は自分流でやってきました。ただ、ボクサーや総合格闘家での失敗から、自分流では視野が狭くなってしまうという不安もあります。なので、現状に満足せず、毎月新作料理にチャレンジし、食したお客さまから生の声をいただいて、真剣に向き合い続けています。気付いたら10年たったということです。
—— お客さまの生の声を大切にするという発想は、どこから生まれたのですか?
中村 実は、開店後の早い段階で、一緒に立ち上げた沖縄出身の仲間が辞めたのです。自分が100%出資して始めた店ですから、後は全て独力でやるしかない。そこで覚悟を決め、沖縄へ行って食べ歩き、レシピを研究し、素材にこだわり、自信をもって提供したのですが、当初はお客さまの反応がよくありませんでした。何がいけないのか全く分からず、お客さまに聞いて回るというスタイルがそこから始まりました。
中村 まだまだ、全然です。正直、料理の王道をしっかり学んだことがなく、この10年は自分流でやってきました。ただ、ボクサーや総合格闘家での失敗から、自分流では視野が狭くなってしまうという不安もあります。なので、現状に満足せず、毎月新作料理にチャレンジし、食したお客さまから生の声をいただいて、真剣に向き合い続けています。気付いたら10年たったということです。
—— お客さまの生の声を大切にするという発想は、どこから生まれたのですか?
中村 実は、開店後の早い段階で、一緒に立ち上げた沖縄出身の仲間が辞めたのです。自分が100%出資して始めた店ですから、後は全て独力でやるしかない。そこで覚悟を決め、沖縄へ行って食べ歩き、レシピを研究し、素材にこだわり、自信をもって提供したのですが、当初はお客さまの反応がよくありませんでした。何がいけないのか全く分からず、お客さまに聞いて回るというスタイルがそこから始まりました。