社員の健康と安全

健康経営

三菱総合研究所(MRI)は、英知と情報に基づき社会に貢献する知識創造企業であることを目指し、その活動には社員が最も重要な資産であると考えています。
MRIは、社員の心身の健康を経営課題として捉え、一人ひとりが健康について正しい知識と習慣を持ち、自らの健康づくりに主体的に取り組むことを積極的に支援します。
また、事業を通じて社会課題の解決に貢献することで、健康で安全・安心な未来社会を共創してまいります。
株式会社三菱総合研究所
代表取締役社長 籔田 健二
執行役員 健康づくり責任者 井上 貴至

*健康経営は、NPO法人健康経営研究所の登録商標です。

健康経営への取り組み方針

社員の心身の健康は、企業活動の基盤であり、経営の視点から健康投資を実施します。
健康増進は、社員一人ひとりが自分や家族、周囲の健康に関心を持ち、主体的かつ継続的に取り組むことが重要です。したがって、健康の取り組みの起点を社員の主体性な行動に置き、会社は健康に対する啓発を行うとともに、個人の状況に応じた支援を積極的に行っていきます。 また、MRIは健康経営の一環として、ワーク・ライフ・バランスの向上や働きやすさの改善にも取り組んでまいります。
MRIは、経済産業省により2016年度に創設された健康経営優良法人制度の大規模法人部門である「健康経営優良法人」に4年連続で認定されています。
健康経営優良法人ロゴマーク
社内外の各組織と連携して健康経営を推進しています。ヘルスケア事業に係る部署、働き方や女性の健康をテーマとした社内活動、MRIが事務局を担う産官学民の会員プラットフォーム等、多様多彩な人材を有する強みを活かしています。
健康経営を推進するための社内連携図

健康管理および総実労働時間の目標、現状および取り組み

(1) 生活習慣に起因する疾病・症状の予防・対策

【目標】
  • 定期健康診断受診率 100%
  • 定期健康診断再検査受診率 50%超

【現状】
  2020年9月期 2021年9月期 2022年9月期
受診率
100%
100%
100%
再検査受診率
46.9%
70.2%
75.8%

【取り組み】
  • 健康増進への理解促進のため、全社員に対して健康リテラシー向上研修(e-learning)の実施
  • 全員が健康診断を受診するため、組織的に健康診断受診状況を管理
  • 社員の負担軽減のため、再検査受診費用の会社負担

2022年度事例

最新の技術やサービスを活用した検査による社員の健康維持・増進

当社は、社員の健康維持・増進のため、常に検査内容を見直しています。最新の技術やサービスとして、がんリスクの早期発見サービスである「N-NOSE」(株式会社HIROTSUバイオサイエンス)、VRを用いた認知症の超早期発見サービスである「Brain100空間ナビ測定」(MIG株式会社)を、希望する社員に対して無償で実施しました。

がんの早期発見は、生存率を上げるだけでなく、治療の選択肢を増やすことや、治療に係る時間や費用を縮減するといったメリットがあります。身体的負担の少ない方法(尿検査)で実施できるため、検査に対するハードルも低く、参加した社員からは定期的に受検したいとの声が多数寄せられました。

「Brain100空間ナビ測定」では、VRを使ってゲーム感覚で認知症の発症リスクを調べることができます。会社に属して働く間だけでなく、生涯を通じたウェルビーイングの実現を目的として実施しました。定期的に実施することで、日々の健康に対する意識の向上につながるため、今後も、社員の健康維持・増進に関する施策を実施する予定です。
がんリスクの早期発見のためのN-NOSE検査
がんリスクの早期発見のためのN-NOSE検査
VRを用いた認知症の超早期発見サービス「Brain100空間ナビ測定」
VRを用いた認知症の超早期発見サービス「Brain100空間ナビ測定」

2021年度事例

歩数チャレンジを通した健康経営への取り組み

三菱総合研究所は、社員の健康増進や社員間コミュニケーションの活性化のため、「MRI歩数チャレンジ」を2021年に開催しました。 歩数チャレンジは、当社の地域課題解決型デジタル地域通貨サービス「Region Ring®」を活用したアプリを通じて、ユーザーの歩数に応じてポイントを付与する取り組みです。部署対抗の「部署deチャレンジ」、社内で自由にチームを組んで歩数を競う「コミュニティdeチャレンジ」の2回、参加者を募り実施しました。

※:2021年5月から11月末まで大丸有(東京都千代田区大手町・丸の内・有楽町)エリアでSDGsアクション促進を目的に実施された「大丸有SDGs ACT5」で導入されている「ACT5メンバーポイント」アプリ。歩数チャレンジはその中で提供している機能の1つです

歩数チャレンジ実施概要

第1弾:部署deチャレンジ
期間:2021年7月12日~8月6日(うち平日)
参加者数:289人
期間全体平均歩数:5,943歩/日

第2弾:コミュニティdeチャレンジ
期間:2021年9月13日~10月8日(うち平日)
参加者数:92人
期間全体平均歩数:6,742歩/日

健康と仕事・日常生活など多方面で好影響

ここでは、特に健康経営と親和性の高い、第1弾:部署deチャレンジの結果を取り上げます。

参加者の歩数は、実施前よりも27%伸び、特にこれまであまり歩いてこなかった4,000歩未満/日の層では75%増と大幅に増えました。
これは、アプリの一般ユーザーよりも多く、その背景としてはチーム内での協力意識を歩行の原動力に上げた社員が約4割いるなど、職場のチーム戦とした影響もあったと考えられます。

また、歩数が増えたことで、「日々の運動に関する関心が高まった」(42.4%)「ちょっとした距離や階段を歩くことが億劫でなくなった」(41.1%)「積極的に運動を心掛けるようになった」(33.8%)という回答があり、健康意識や生活習慣にも変化が見られました。

同様に、職場や仕事に関する意識・環境への好影響も伺えます。
「健康やプライベートなど普段と異なる会話が増えた」(39.7%)「普段やり取りの少ない社員との交流ができた」(22.5%)などコミュニケーション面の効果もありました。また、「仕事にメリハリをもって取り組むようになった」(22.5%)「散歩などのリフレッシュ時間を取り入れることで生産性が上がった」(21.2%)など、仕事に関する変化も見られました。
参加者の歩数の変化
注:2021年6月平均歩数は、開始直後のアンケートで回答のあったユーザーのスマートフォンデータを集計
出所:三菱総合研究所「部署deチャレンジ事後アンケート調査」
職場や仕事に関する意識・環境の変化
出所:三菱総合研究所「部署deチャレンジ事後アンケート調査」

Region Ring®事業を通じ、さまざまな社会貢献に展開

コロナ禍で在宅勤務となり外出機会が減る中、歩数チャレンジがきっかけとなり、社員の運動や健康意識が向上しました。また、リモートワークで社員間のコミュニケーション不足が指摘されますが、交流機会の創出にもつながったようです。

特に開始前は歩く習慣があまりなかった人たちの間で歩数の伸びが目立ちました。運動が習慣となる可能性も見え、社員の行動変容につながったことの意義は大きいです。

本取り組みを社内に留めず、今後はRegion Ring®の仕組みを使い、さまざまな地域や企業での健康増進やウェルビーイングの実現に貢献して参りたいと考えます。

(2) ワーク・ライフ・バランスの推進

【目標】
  • 有給休暇10日、夏季休暇5日  全員取得
  • 年間総実労働時間2,300時間超  0名
  • 男性の育児休職取得率  15%超

【現状】
  2020年9月期 2021年9月期 2022年9月期
有給休暇10日以上+夏季休暇5日の取得率
31.5%
31.6%
42.5%
年間総実労働時間2,300時間超
23名
87名
70名
男性の育児休職取得率
9.1%
17.2%
33.3%

【取り組み】
  • 部署内での相互理解・協力に基づく確実な有給休暇のため、年間の休暇計画を策定
  • 長時間勤務者に対する個別フォローと業務効率化、ワークシェアリングによる年間総労働時間の抑制
  • 課長クラスの研修にて育児関連制度の情報提供実施

(3) 心の健康度の増進

【目標】
  • ストレスチェックにおける高ストレス者 10%未満

【現状】
  2020年9月期 2021年9月期 2022年9月期
高ストレス者率
6.9%
6.1%
5.1%

【取り組み】
  • メンタルヘルス対応のため、社内外の相談窓口を設置
  • ストレスマネジメント研修の実施