北海道夕張市はかつての炭鉱の町であり、最盛期は1960年代に人口約10万8千人(昭和35年国勢調査)を擁したが、相次ぐ炭鉱閉山により人口減少を続け、2014年にはついに1万人を切った。わが国の人口減少・高齢化の極端な先行事例である。
市では炭鉱の後継産業として1980年代前半から第3セクターによる観光開発に着手、その後も拡大を図った。しかし、バブル崩壊とともに2007年に財政再建団体(制度変更により現在は財政再生団体)の指定を受け、いわゆる財政破綻となった。
財政破綻に陥った自治体は、国、都道府県の指導のもと、財政再建計画に沿った厳格な緊縮財政を余儀なくされる。夕張市も職員人件費や物件費が大幅に減額され、新たな地方債の発行も原則として禁止された。現在は、2008年から2年間、東京都から支援職員として派遣された鈴木直道市長(元東京都職員)の下、財政再建の取り組みが進められている。
市では炭鉱の後継産業として1980年代前半から第3セクターによる観光開発に着手、その後も拡大を図った。しかし、バブル崩壊とともに2007年に財政再建団体(制度変更により現在は財政再生団体)の指定を受け、いわゆる財政破綻となった。
財政破綻に陥った自治体は、国、都道府県の指導のもと、財政再建計画に沿った厳格な緊縮財政を余儀なくされる。夕張市も職員人件費や物件費が大幅に減額され、新たな地方債の発行も原則として禁止された。現在は、2008年から2年間、東京都から支援職員として派遣された鈴木直道市長(元東京都職員)の下、財政再建の取り組みが進められている。