感染症は、古くて新しい話題である。先進国では感染症対策は十分にとられ、コントロールできているかに思われがちであるが、昨今のエボラ出血熱やMERS(中東呼吸器症候群)などの感染の広がりを見ると、対策の難しさに気づかされる。感染症とは、病原体となる微生物など(細菌、真菌、ウイルスなど)が宿主(人など)に侵入・定着し、増殖することによって何らかの症状を呈することをいう。現在でも世界における死因の26%は微生物感染症によるものだ。感染症は生物の進化とともに存在し、その対策の歴史は医学の歴史そのものでもある。
冒頭のエボラ出血熱やMERS、新型インフルエンザなど新たな感染症の出現や、結核など一度制圧したかに思われた感染症の再興が問題視されている。グローバル化に伴って、発生多発地域と見られるアフリカ熱帯地域、アジア、ラテンアメリカなど特定地域でのアウトブレイク※1やパンデミックが※2を引き起こす恐れがあり、予防体制の整備が求められている。
冒頭のエボラ出血熱やMERS、新型インフルエンザなど新たな感染症の出現や、結核など一度制圧したかに思われた感染症の再興が問題視されている。グローバル化に伴って、発生多発地域と見られるアフリカ熱帯地域、アジア、ラテンアメリカなど特定地域でのアウトブレイク※1やパンデミックが※2を引き起こす恐れがあり、予防体制の整備が求められている。