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米国:雇用統計(2024年8月) ─ 景気後退入りとの判断は時期尚早、先行き「AI失業」に注視を

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2024.9.13

政策・経済センター淺井優汰

POINT

  • 8月の非農業部門雇用者数は前月差+14.2万人と軟調。
  • 先行き、労働市場は底堅い推移を予想。景気後退期と異なりレイオフや解雇の増加は限定的で、企業の資金繰りにも一定の余裕があるため。
  • AI活用を受け、テクノロジー業界を中心に余剰人員の解雇が続くとみられ、失業者急増に注意。