2021年は、物価の伸びが鈍化した2020年から一転、欧米を中心に物価が急上昇した(図上)。
物価の急上昇は、需要拡大と供給制約が重なったことが背景にある。新型コロナウイルス感染症対策として実施した財政出動や大規模金融緩和の効果に加え、経済活動の再開が進んだ先進国で需要が急回復した。
一方、供給面では、海上物流の逼迫、新興国での感染拡大による生産減、人手不足などから供給能力が制約された。資源価格、物流コスト、人件費などの上昇が多面的に物価を押し上げた。
物価の急上昇は、需要拡大と供給制約が重なったことが背景にある。新型コロナウイルス感染症対策として実施した財政出動や大規模金融緩和の効果に加え、経済活動の再開が進んだ先進国で需要が急回復した。
一方、供給面では、海上物流の逼迫、新興国での感染拡大による生産減、人手不足などから供給能力が制約された。資源価格、物流コスト、人件費などの上昇が多面的に物価を押し上げた。
[図]日米欧における物価上昇率の推移と「脱日本化」の方向性