医療分野のリモート化・バーチャル化が進展することにより、社会課題の解決につながるさまざまな効果が期待される(図)。コロナ禍を契機として重要性が強く認識されている今こそ、対応を推し進めていくべきである。
現状リモート化が進んでいるのは生活習慣病をはじめとした慢性疾患の領域である。治療の過程で定期的に必要となる対面診療の一部をリモート化することで、患者と医師双方の利便性向上につながる。これまで仕事の忙しさなどを理由に治療を受けていない、あるいは中断していた患者にも間口が広がる。
最近はリモート化を後押しする技術が出てきている。米国大手医療機器メーカーのAbbottは、リアルタイムに血糖値を計測できるセンサー「FreeStyleリブレ」に加えて、測定値をスマートフォンで確認できるアプリを展開している。医師はリモートで患者の血糖値を正確に把握しながら診療にあたることができ、医療の質を保ちつつ通院コストを削減することにつながる。
現状リモート化が進んでいるのは生活習慣病をはじめとした慢性疾患の領域である。治療の過程で定期的に必要となる対面診療の一部をリモート化することで、患者と医師双方の利便性向上につながる。これまで仕事の忙しさなどを理由に治療を受けていない、あるいは中断していた患者にも間口が広がる。
最近はリモート化を後押しする技術が出てきている。米国大手医療機器メーカーのAbbottは、リアルタイムに血糖値を計測できるセンサー「FreeStyleリブレ」に加えて、測定値をスマートフォンで確認できるアプリを展開している。医師はリモートで患者の血糖値を正確に把握しながら診療にあたることができ、医療の質を保ちつつ通院コストを削減することにつながる。
[図] 医療のリモート化・バーチャル化で期待される効果