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MRIエコノミックレビュー経済・社会・技術

米国の保護主義化リスクと対峙する世界経済

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2017.2.20

政策・経済研究センター

経済・社会・技術

POINT

  • 米国新政権は「海外から富と雇用を取り戻す」ために、強硬な保護主義策を推し進める方針
  • 米国経済が短期的に上振れても、米国の保護主義化で世界経済にはむしろマイナスの影響
  • 日本経済には、保護主義化や不確実性の高まりによる輸出・投資の下振れが強く懸念される 

目次

(1)米国トランプ新政権の誕生

(2)新政権の政策運営と世界経済への影響

① 保護主義化とインフレ率上昇
② 米長期金利上昇と新興国経済への影響
③ 不確実性の高まり
④ エネルギー増産 

(3)日本経済への影響

大統領権限を利用した輸入制限をカードに、圧力を強めてくる可能性
NAFTA見直しによる間接影響にも注意 

(4)まとめ