2050年、社会課題の論点

イノベーションで社会変革を先駆ける
Phronesis23 :  2050年、社会課題の論点

新型コロナウイルス感染症の拡大、ロシアによるウクライナ侵攻の衝撃、災害、そして気候変動。それらに伴う経済の揺らぎ、世界の格差と貧困、対立が明らかとなるなど激動の時を迎えています。

2050年はどのような姿をして、どのような社会をつくっているのでしょうか。さまざまな社会課題が複雑に連鎖する今、一人ひとりが当事者となって社会変革に取り組む必要性に直面しています。

新「フロネシス」23号は、カーボンニュートラルを大テーマに据えました。具体的な脱炭素に向けた取り組みだけでなく、脱炭素から生まれる新しいビジネスなどの未来予測にまで踏み込んでいます。さらに注目を集めるメタバースなどバーチャルテクノロジーの今後、環境や食料問題、モビリティ、医療といった幅広い分野の未来像を、研究員たちが分析しました。各分野の第一線にいる有識者へのインタビューや対談も収録。
日本が抱える課題解決に向けて「実践的な知」を集約しました。

詳細

サイズ
A4変形判
ページ数
88ページ
定価
1,650円(税込)
発売日
2022.11.3
発行
東洋経済新報社

目次

巻頭対談

藤本隆宏(早稲田大学研究院 教授)
小宮山 宏(三菱総合研究所 理事長)

Special Feature 未来を読む 2050年の世界ビジョン

◇2050年「覇権国不在」で日本の存在感が問われる 
◇V-tecが切り拓く未来社会のコミュニケーション
◇1万人調査に見る「現代の幸せ」と36指標のウェルビーイング

特集1 ビジネスから見る「カーボンニュートラル革命」

◇カーボンニュートラル実装社会は日本をどこへ導くのか
◇サーキュラーエコノミーが日本企業にもたらす「本当の恩恵」

対談
高村ゆかり(東京大学未来ビジョン研究センター 教授)
志田龍亮(三菱総合研究所 政策・経済センター 主席研究員)
インタビュー 有村俊秀(早稲田大学政治経済学術院 教授)

特集2 ソーシャル・イノベーションが生み出す、社会価値の共創 

◇「受けたくなる乳がん検診」で社会課題解決への道を探る 
◇「共領域」は、社会の分断に歯止めをかけることができるのか?
 
インタビュー 鎌田富久(東京大学大学院 情報理工学系研究科 特任教授)

特集3 イノベーションと社会変革の「業界地図」

◇予防医療の進化がもたらす社会的インパクトを読み解く
◇日本の「消極的労働市場政策」は限界を迎えている
◇地域実証で裏付けられた「actfulness」という幸せのかたち 
◇「Beyond 5G」が人類にもたらすのは、超能力かディストピアか
◇食の未来を考え、迫りくる「食料危機」に備えよ
         
インタビュー 林 篤志(一般社団法人Next Commons Lab 代表理事)
インタビュー 井出留美(株式会社office 3.11 代表取締役)
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