デジタルビジネス変革を伴うDX※1の取り組みを開始して2~3年が経過したが、狙ったDX目標に向けた計画が進捗せず、比較的小粒な改善施策しか進展しない悩みを抱く企業が増えている。取り組みに際して、デジタルを活用した事業変革につながるビジョンを掲げずにスタートした場合だけでなく、すでに事業変革のビジョンまで掲げている企業からも同様の声が聞こえてくる。
当社が2021年12月に実施した調査※2では、「DXに関する全社的なビジョンの策定」を課題とする回答者の割合が、策定後の企業では低いことが確認された。ビジョンの策定がいったん終わり、課題をクリアしたと認識したのだろう。しかし、ビジョンやこれに基づく計画の実行度が高まるのに従って、ビジョンの重要度に対する認識が再び高まる。実際にDXの取り組みを進める中で気付かなかったDXビジョンの価値や重要性を改めて認識していることを示唆している。
当社が2021年12月に実施した調査※2では、「DXに関する全社的なビジョンの策定」を課題とする回答者の割合が、策定後の企業では低いことが確認された。ビジョンの策定がいったん終わり、課題をクリアしたと認識したのだろう。しかし、ビジョンやこれに基づく計画の実行度が高まるのに従って、ビジョンの重要度に対する認識が再び高まる。実際にDXの取り組みを進める中で気付かなかったDXビジョンの価値や重要性を改めて認識していることを示唆している。