EV・シェアリング・自動走行・MaaSに対して各国政府が積極策を打ち出している。特に欧州と中国では、モビリティの進化に自国の重要政策を実現しようとする姿勢が見て取れる。
区分 | 内容 |
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EV |
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シェアリング |
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自動走行 |
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MaaS |
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区分 | 報道年月 | 関係国 | 内容 |
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EV | 2017/4 | 日本・中国 | パナソニックは、中国大連に現地産業用電器メーカーとの合弁で車載用LiB新工場を開所。投資額は非公表だが数百億円規模とみられる |
2017/7 | 中国・ドイツ | ダイムラーと北京汽車は、中国でのEVとバッテリーの生産に向けて、50億元(約835億円)を共同出資し合弁会社を設立 | |
2017/8 | 日本・中国 | 日産自動車はLiB事業(AESC社)を中国ファンドのGSRキャピタルに譲渡すると発表。買収総額は10億ドル規模(約1,100億円) | |
2017/10 | 中国・ドイツ | 寧徳時代新能源科技(CATL)は、2020年めどで現在世界需要の約2倍相当まで生産能力増強。まずは上海汽車と共同で100億元(1,670億円)を投じ工場建設。独BMWがCATL製電池の採用を決めた | |
2017/10 | 韓国・中国 | LG ChemやSamsung SDIは中国に生産拠点を設けたが政府認証を得られず。中国攻略をいったんあきらめ、それぞれハンガリーとポーランドに新工場を建設 | |
自動走行 | 2017/7 | 中国・米国・ ドイツ等 |
百度(バイドゥ)が「アポロ計画」を始動。米フォード・モーター、独ダイムラー、米NVIDIAや米インテルなど約50社が参画。2020年までの完全自動走行と自動運転に関するプラットフォームのオープンソース化を目指す |
2017/9 | 中国・ドイツ | 独ZFが百度(バイドゥ)と、中国における自動運転に関する広範囲な技術ソリューション開発で提携 | |
2017/12 | 日本・中国 | 本田技術研究所が中国センスタイム社と自動運転AIに関する5年間の共同研究開発契約を締結 | |
シェア リング |
2016/8 | 中国・米国 | 中国配車サービスの滴滴出行が米同業大手Uberの中国事業を買収 |
2017/11 | 中国・ スウェーデン |
浙江吉利控股集団はボルボと共同開発した新ブランド車「Lynk&Co」を中国で発売。車を使わない時間帯に貸し出すことができるカーシェアリング機能を標準装備 |
※1IEA調べ、2015年時点
※2中国政府が2015年に公表、先端技術などを擁する高付加価値型製造業の育成を目指す。10重点分野があり、省エネルギー・新エネルギー自動車がその一つ。
※32017年4月に公表、2025年までに「自動車強国」に躍進させるための自動車産業の育成計画。
※42017年9月に公表、2019年に自動車メーカーに10%の新エネルギー車の製造・販売を義務付け。
※5日本経済新聞(2017/10/14)、https://www.nikkei.com/article/DGKKZO22270220U7A011C1MM8000/
※6シンガポール経済開発庁、https://www.edb.gov.sg/content/edb/ja/resources/downloads/bridge/sep-jp-article-02.html(2018/03閲覧)、プジョー・シトロエン・グループ、スカニア(スウェーデンのトラックメーカー)、Katoen Natie(ベルギーの物流会社)、豊田通商などが参画。