コラム

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ビッグデータの主流を「マルチクラウド」が担う時代が到来!

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2020.2.28

営業本部中村秀治

企業のマルチクラウド戦略の現状

企業の情報システムなどで、複数の異なるクラウドサービスを組み合わせて利用する「マルチクラウド」という言葉を耳にすることが多くなりました。アメリカの統計を見るとアメリカの企業の7割以上の企業がマルチクラウドを利用しています。その利用形態のほとんどは、本番環境で2種類、PoC段階で2種類、計4種類のパブリッククラウドを組み合わせて使用しています。
ビッグデータ時代とは言いますが、実際のところはデータベース内にデータを保存し、データセンター内でハンドリングしていることが多いのが実情です。本来はデータ保有者である企業が、資産であるデータを自由に扱えるべきなのです。これは、現状ではパブリッククラウド上のアプリケーションとデータの結合度が高く、一部のデータだけを移行・変更するということが非常に困難となっている場合が多いためです。
しかし、マルチクラウドを適切に活用すれば、アプリケーションとミドルウエアをシンプルかつ軽量化し、データ利用の自由度も維持して保有することができます。

ビッグデータ活用を支えるプラットフォームとは

ビッグデータ活用の流れを細分化すると、まずはセンサーあるいは情報発信機器から取り込んだデータを一箇所に蓄積させ、データベース化して格納するのが基本の流れです。格納以降は速度が重視されますが、蓄積や処理においては速度よりも大容量かつ低コストであることが重視されます。このように、蓄積、処理、格納といった各機能の特性に応じて適切なストレージを選択すると結果的にサイロ化してしまうのです。
適切なストレージを選択するとサイロ化してしまう
出所:三菱総研DCS

エッジとクラウドの併用が現実モデル

とりわけインダストリアルIoTを進める企業では、製造ライン管理としてライン上の機械や設備にセンサーを取り付けて管理データを映像で撮影しています。センサーを通じて取得するデータは膨大であるために、大容量であることと分析などのスピードが求められるのです。しかし、そのために初めから高額なクラウドサービスを導入することが正解なのでしょうか?膨大なデータの処理プロセスを必要な機能に分解し、……続きを読む※

このコラムは三菱総研DCS主催セミナー(2019年11月28日開催)の講演概要に基づき作成しています。続きをご覧になるには、「続きを読む」をクリックしてください。三菱総研DCSが運営する情報提供フォームのページへジャンプします。