※1:DMA, Maritime Spatial plan
https://havplan.dk/
DMA, MARITIME SPATIAL PLAN, EXPLANATORY NOTES, p.33-51, 2021年3月
※2:UNCLOS(国連海洋法条約)で定められた、各国の海洋空間における権利の行使や環境保全の義務を遵守することを支援するツールとしてIOC-UNESCOが提唱したもの。IOC-UNESCOは欧州委員会とともにMSPの普及活動に努めている。Maritime Spatial Planningとも表現される。
※3:Crown Estate, Floating offshore wind
https://www.thecrownestate.co.uk/
※4:BOEM, New York Bright, Project overview
https://www.boem.gov/
※5:洋上風力開発における漁業リエゾンとは、漁業者と開発事業者間において、情報共有や調整を専門的に担う組織のことである。
※6:MSP Platform(The European Maritime Spatial Planning Platform)は、欧州各国の海洋空間計画の策定を支援するために構築された情報プラットフォーム。海洋空間計画に関する欧州各国のさまざまな知見や経験の蓄積と情報共有を行っている。
※7:漁業と海洋再生可能エネルギーセクター間の良好な関係を促進し、英国全土の産業の共存を促進するために2002年に設立された組織。双方の活動から生じる問題への解決策例などをまとめた2つのガイダンスを提供している。
①Recommendations for Fisheries Disruption Settlements and Community Funds
洋上風力開発による影響に対する漁業者へのサポートや、漁業者との協議といった、漁業者と洋上風力開発者の共生を促進するための効果的な解決策例等を提供している。
②Recommendations for Fisheries Liaison
漁業者と洋上風力開発業者の間の衝突を最小限に抑え、建設的な関与を促進することを目的としたガイダンスで、漁業リエゾンの設置について推奨されている。米国における漁業リエゾンの取り組みでも、このガイダンスが参考にされている。
※8:このプロジェクトにおける漁業リエゾン(FL:Fisheries Liaison)は、洋上風力発電所の建設前、建設中、建設後に漁業に影響を与える可能性のあるプロジェクト計画や活動を漁業者に伝え、漁業者からの意見や懸念を開発企業に報告、改善勧告などを行うことで、両者のコミュニケーションにおける全般的な役割を担っている。
※9:沖合で漁業リエゾン(FL)の役割を担い、開発者の船舶が操業する間リアルタイムで状況を伝える「船上漁業リエゾン(OFL:Onboard Fisheries Liaison)」という役割が存在する。その役割として、地域の海洋操業や漁業慣行に精通した人物であることが求められ、漁業者の雇用が検討されている。
※10:Vineyard Wind LLC, Fisheries Communication Plan Rev. 9, 2020年3月30日, p.6,
https://www.mvcommission.org/