前回の人材需給分析から明らかなように、技術革新を取り込みつつ成長を実現するには、職のミスマッチ解消が不可欠だ。しかし、不足する専門職人材は一朝一夕に確保することはできない。今後備えるべき能力やスキルと現状とのギャップを明確化し、それを埋めるための学びの機会を提供することで、個人の能動的な「学び」と「行動」を促す。ミスマッチ解消の実現には、将来を見据えた戦略的な対応が必要となる。
※1O*NETのデータはExcel、Text、MySQL、SQL Server、Oracleの各形式が揃っている。過去のデータを含めて「O*NET Database Releases Archive」にてダウンロード可能。
https://www.onetcenter.org/db_releases.html
※2ここでは、2015年国勢調査における職業小分類別就業者(総数5,889万人)を使用しており、労働力調査をベースとした第2回での就業者数(2015年での総計6,376万人)とは集計基準が異なることに留意が必要。