AI技術の活用により各種のHRテクノロジー(HRTech)が急速に発展している。人材の適職へのマッチングに効果を上げることも期待されている。
そこで、HRTech企業の動向を整理するとともに、日本版O-NETとの連携による人材関連データの蓄積や活用、人材マッチングの機能向上の可能性について述べる。
そこで、HRTech企業の動向を整理するとともに、日本版O-NETとの連携による人材関連データの蓄積や活用、人材マッチングの機能向上の可能性について述べる。
サービス種別 | サービス事例 |
採用支援 |
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人材アセスメント |
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タレントマネジメント |
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出所:HRテクノロジーコンソーシアム「HRテクノロジーサービス100選」(2017年9月)を基に三菱総合研究所が作成
※1独立行政法人労働政策研究・研修機構「仕事の世界の見える化に向けて─職業情報提供サイト(日本版O-NET)の基本構想に関する研究─」2018年3月
※2例えば、2018年初に設置された(一社)ピープルアナリティクス&HRテクノロジー協会は、各社連携のもと、人材関連の各種の分析プロジェクトを進めようとしている。
※3例えば、企業の現役の従業員によるスポットコンサルティングのためのプラットフォームを提供している株式会社ビザスクでの動向が注目される。同社は、さまざまな業界の企業等に属するアドバイザー(主に現役社員)6万人を登録し、専門的な知見や助言を得たい企業に1時間単位で紹介している。これらアドバイザー本人においては、自身の知識を必要とする業界があることを知り、自身のキャリアプランの検討に役立つという副次的効果があるとのことである(同社インタビューによる)。